社内報の読者アンケート実施方法|質問内容項目・テンプレート・事例

社内報は、エンゲージメントの向上施策として効果的な手段です。しかし、発行するだけは効果は薄く、目的に合わせて読者のニーズに応えなければなりません。

読者のニーズを知るには、読者アンケートを取ることがもっとも有効です。しかし、回答者への配慮が足らずアンケートの回答率が低いと、実施コストと時間が無駄になってしまいます。

本記事では、社内報アンケートにおける、質問項目、テンプレートを紹介します。社内報の読者アンケートを効果的に実施することで、社内報を改善し、よりよい組織づくりを目指しましょう。

本記事で紹介している実物の社内報(紙・Web)は、この記事を作成しているourly mag.運営元の株式会社ビットエー で過去に実際に発行したものです。
一事例としてぜひ参考にしてください。

社内報の読者アンケートとは

社内報の読者アンケートとは、社内報発行後に読者に向けて実施するアンケートのことです。社内報の読者アンケートは、社内報担当者が、発行記事の改善や読者の意見を聞くために実施します。

読まれる社内報へと改善するために、読者アンケートの目的とポイントを整理して行うようにしましょう。

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社内報の読者アンケート実施方法

では、実際にどのように読者アンケートを実施するのでしょうか。3つのステップで解説します。

(1)質問項目を考える

はじめに、アンケート項目を考えます。具体的な項目は次章で紹介しますが、あくまでアンケートなので、回答者が負担に思わないよう、なるべく項目数は抑えるようにしましょう。

(2)社内報アンケートを実施する

質問項目が決まったら、実施します。社内報を発行してからなるべく期間を空けずに実施する方が効果的です。また、実施方法として、紙面の場合はアンケートを社内報の最終ページに入れたり、webの場合はデータが取れ、作成しやすいGoogleフォームがおすすめです。無料かつ集計時に手間が省けるのが大きな利点です。

(3)社内報アンケートを回収する

最後に、アンケートを回収します。Webの場合はワンクリックで済みますが、紙面の場合はアンケートを収集しなければなりません。あらかじめ、マネージャーに渡すよう促したり、専用ボックスを設置しておくなど、回収率が上がるような工夫が必要です。

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社内報の読者アンケート 質問事項(テンプレ付き)

アンケート項目のテンプレートを紹介します。属性情報・評価・次号以降のネタ回収欄の3つの項目に分けて解説します。ぜひ参考にして下さい。

1:属性情報

属性情報とは、回答者についての情報です。

アンケート実施側としては、アンケート結果から推測するために、年齢や部署は聞いておきたいと考えます。

一方で、属性情報が具体的過ぎてしまうと、回答者が自分が特定される不安から素直な意見を回答出来なくなってしまったり、そもそも回答率が低下してしまったりします。

社員数や社風を考慮して、属性欄を作成しましょう。

テンプレート例

名前:無記名・匿名がよいでしょう。
性別:男・女
年齢:20代・30代・40代・それ以上など
部署:選択肢方式(一般職・総合職、営業職・技術職など)

社員数や部署の規模が小さい場合は、本人が特定できてしまうため、部署の項目は無くしましょう。

Googleフォームでは、必須項目とそうでない項目を作成できるので、性別欄と年齢欄のみを必須項目にすることも、回答者の配慮に繋がります。(【図1】)

【図1】社内報読者アンケート テンプレート例1

2:内容に対する評価

読者アンケートは、どんな社内報にしたいのか、目的から質問項目を決めましょう。例えば、閲覧率重視であれば印象に残ったページを聞いたり、読了率重視であれば構成や分量について聞くなど、社内報の活用目的を改めて確認しましょう。

テンプレート例

・Q1もっとも印象に残ったページ(企画)は?
・Q2好きな企画はなんですか?
・Q3どのくらい読了しましたか?
  1全部見た 2半分見た 3あまり見れていない 4見てない
・Q4 Q3の理由は?
  1量が多い 2時間がない 3為にならないない
・Q5社内報は、普段読みますか?
  1毎回見る 2時々見る 3あまり見ない 4見たことない
・Q6 Q5の理由は?
  1量が多い 2時間がない 3為にならないない 
・Q7デザインはいかがでしたか?
  1良い 2少し見にくい 3見にくい
・Q8 Q7の理由は?

【図2】社内報読者アンケート テンプレート例2

3:次号以降の企画ネタ収集

次回に向けて読者の意見を聞きます。必須項目にするとアンケートが重たくなってしまうので、記入欄を設け、自由に意見を求めるとよいでしょう。(【図2】)

Q1 どんな企画が見たいですか?またあるとよいですか?
Q2 社内報で取り上げて欲しい要素はありますか?
Q3 今回の記事についての感想・意見をお聞かせください。
Q4 改善点はありますか?

【図3】社内報読者アンケート テンプレート例3

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社内報の読者アンケート 事例

ここでは、実際の社内報の読者アンケートの事例を紹介します。実例として、自社での運用の参考にいただければ幸いです。

こちらの読者アンケートは、会社の規模がそこまで大きくないため、属性情報を質問していないケースになります。

内容に対する評価を聞いている質問が多く、自由記述欄がいくつかあることも特徴的です。

この例からも分かるように、その会社の特性に合わせたアンケートを作成することが大切になります。

社内報の読者アンケートで押さえたいポイント

最後に、社内報アンケートを行うにあたって、押さえておきたいポイントを紹介します。紹介する2つのポイントを意識し、回収率を高めましょう。

閲覧率・回収率に注目する

社内報は読まれることに意味があります。発行することが目的ではないため、アンケート項目では、閲覧率(できれば読了率まで)を意識しましょう。
また、アンケートの回収率にも注目しましょう。アンケートの回収率が低い場合は、社内報自体が読まれていない問題もありますが、回答方法にも問題があると考えられます。Webでのアンケートを実施し、簡単かつ短時間で回答できるような項目にしましょう。それでも導入回収率が上がらない場合、報酬を設定して回収率をあげることも一つの方法です。

目的を意識する

前項でも述べましたが、アンケートを行う目的を意識しましょう。実施側が目的を理解できてないと、回答する社員はより混乱してしまいます。その回の社内報に対する読者アンケートなのか、次回の企画ネタの回答も含めているのか、また社内環境も同時に把握するアンケートなのか。
目的がはっきりした、分かりやすいアンケートを意識して作成しましょう。

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社内報の読者アンケートで会社をより良く

社内報アンケートは、必ず実施する必要はありません。しかし、読まれる社内報へと改善するための手段として、社内報アンケートはもっとも効果的な手段です。そもそも社内報は、社内の情報共有によって社員のコミュニケーションを促進したり、理念共有によって社員のエンゲージメントを向上させることにより、会社をよりよくすることが目的です。

最終的なゴールを見失わず、社内報アンケートによって社内報を改善し、よりよい会社にするプロセスを改めて理解しましょう。そして、効果的なアンケートを実施し、社員全員に読まれる社内報を作成しましょう。