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【わかりやすい】社内ブログ運用のおすすめツール|成功事例とポイント

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働き方やコロナウイルスの影響でオンライン化が進み、社内コミュニケーションのあり方が見直されています。

そこで今回は、社内ブログを運用するメリットや社内ブログを成功させるポイントなどについて説明すると同時に、社内ブログの活用事例もいくつか紹介します。

目次

社内ブログとは

社内ブログとは、誰もが閲覧できる一般的なブログとは異なり、その会社の社員のみが閲覧できるブログのことで、web社内報と同意義として使用されることも多いです。

多くのweb社内報ツールは、ブログ感覚で気軽に情報を発信できるため、コロナ禍における社内のコミュニケーション活性化、帰属意識向上に効果的です。

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社内ブログを運用する目的

一般的に、ブログを運営する目的は、その会社が取り扱う商品や会社自体のプロモーションが多いですが、社内ブログは、そのような目的で運用されているわけではありません。

社内ブログは社員同士のコミュニケーションの活性化、経営方針の浸透、社員のモチベーション向上などを主な目的としています。

業務連絡などが多い社内掲示板や情報共有ツール、社内SNSと違い、「経営陣/部長の趣味」「会社近くの美味しい店」「社員紹介/インタビュー」など、ブログ感覚で発信できるため、見る側も気軽に楽しむことができます。

ブログにはコメントやいいね機能などがあるため、一方的な情報発信から双方向のコミュニケーションが可能になるので、組織の理念浸透だけでなく、コミュニケーション活性化なども実現することができます。

社内ブログを運用するメリット

社内でのコミュニケーションツールは、社内ブログ以外にもチャットツールやメールなど様々ありますが、その中で社内ブログを運用するメリットについて、以下で説明します。

従業員エンゲージメントの向上

社内ブログを通して社員が自由に発言や意見交換をおこなうことができて、それがきちんと経営層に認識してもらえるという環境は、非常に貴重です。

自身のアクションが会社の何らかの変革につながる可能性があるということは、会社に対する信頼感の醸成につながり、エンゲージメントの向上に大きく寄与します。

エンゲージメントの向上は従業員の定着率アップや離職率低下にもつながるので、会社にとっては非常に大きなメリットと言えるでしょう。

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社内コミュニケーション活性化

社内ブログでは、別の部署や支店での取り組みなどを知ることもできます。

同じことは社内掲示板でも可能ですが、ブログの場合は気になる取り組みがあれば、投稿に対していいねを押したりコメントで質問をすることなども可能です。

普段の業務ではあまり接点のない社員と、ブログという場でコミュニケーションを取ることによって、社内コミュニケーションの活性化につながります。

ブログがよい意味で「ゆるい」ツールであることも、発言や質問に対するハードルを下げてくれており、コミュニケーションが活発になりやすい下地となっています。

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理念やビジョンの浸透

会社としての理念やビジョンを社員に浸透させることは、社員がみな同じ志や目的意識を持って仕事に取り組むために、非常に重要なことです。

理念やビジョンはキックオフミーティングのような場で、経営層から社員に対して周知されることが多いですが、きちんと浸透させるためには繰り返し情報発信をすることが望ましいです。

社内ブログを利用すれば、定期的に理念やビジョンの周知をおこなうことができます。社員からの質問やそれに対する返答などを通して、浸透がより促進されることも見逃せません。

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社内ブログ運用を成功させるポイント5選

多くのメリットがある社内ブログですが、何も考えずにただ導入するだけではそのメリットを最大限享受することはできません。

社内ブログを成功させるポイントについて、以下で説明します。

(1)無料ツールは構築・保守に費用がかかることがある

社内ブログを新たに検討する場合、多くの方は無料の社内ブログツールから検討を始めることと思います。

ただ、無料ということは必要な作業全てを自社内で行う必要があるということです、
下記の設定などを行うリソースが社内にあれば全く問題はないですが、無料ツールで始めたはいいものの設定などを外部業者に依頼すると費用が高くつくこともあります。

  • サーバー/ドメイン設定
  • 環境構築
  • メンテナンス
  • アクセス制限設定(社員のみアクセス可能にするなど)
  • 不具合修正
  • 読まれているのかを分析する設定

など、無料が故にかかる工数があるということを念頭においておくことをおすすめします。

(2)運用する目的を明確にする

社内ブログを運用する目的は「気軽に情報発信できる場を設けたい」「社内コミュニケーションを活性化させたい」「理念やビジョンを浸透させたい」など、企業によって異なります。

どのような目的でブログを運用するのかをあらかじめ明らかにしておくことで、社員も有効活用しやすくなるでしょう。

また、ほとんどの社内ブログ目的の場合、web社内報ツールで代用できることが可能です。

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(3)運用のルールを決める

社内ブログは、運用目的に沿ったルールを設けておかなければ、取り留めのないものになってしまう可能性があります。

運用ルールとして考えられることとしては、以下のようなことが挙げられます。

  • 実名で書き込みをおこない、書き込んだ内容については当該社員が責任を持つ
  • 他人や他社の誹謗中傷はおこなわない
  • 更新頻度や更新担当を決めておく
  • 個人情報や守秘義務に抵触するような内容は書き込まない

こういった最低限のルールをあらかじめ決めておくことで、円滑な運用が可能になります。

(4)社内で「さくら役」を用意する

「社内ブログを導入したから社員は誰でも投稿していいぞ!」と言われても、自分が先陣を切ることに戸惑いを覚える社員も多いです。

そのため人事部や広報担当などが、いわゆる「さくら」となって、

  • 率先して記事の投稿を行う
  • 投稿に対して積極的にコメントを行う

などを行うことで、気軽に情報発信ができる環境になります。

多くの社員が社内ブログに書き込んでいることが伝わると、自然と投稿や書き込みのペースもアップしていくでしょう。

(5)使用できてない社員をフォローする

社内ブログの投稿や書き込みが伸びているとしても、それが一部の社員のみによるものであれば、社員ブログを利用していない社員からは冷ややかな目で見られてしまう可能性があります。

使い方が分からない、どういった内容を投稿していいか分からないなど、社員ブログを利用しない理由としてはいろいろなことが考えられますが、それぞれの理由に応じて人事部などがきちんとフォローする体制を整えることが重要です。

社内ブログを導入してしばらくした後に、社内ブログの使用感や利用状況・閲覧状況などに関してアンケートを取ってみるのも、社内ブログを利用しない(できない)社員がいる理由を把握するのには効果的です。

社内ブログのネタ

ブログ運営で陥りがちな問題として、ネタ切れが挙げられます。弊メディアでは、社内ブログにも使えるネタを資料にまとめています。以下のページからぜひダウンロードください。

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ここではおすすめのテーマを紹介します。

  • 会社情報紹介(理念や方針、商品・サービス情報)
  • 部署・社員紹介
  • 社員インタビュー
  • 座談会
  • コロナ禍
  • 研修・ルールの周知
  • 季節(春・夏・秋・冬)
  • 会社施設紹介
  • アンケート
  • プライベートイベント
  • 近くのおすすめのお店紹介
  • 結婚・出産祝い

テーマごとの具体的なネタはこちらをご覧ください。

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社内ブログにおすすめのツール

社内ブログとして利用できるツールには、いろいろなものがあります。

運用目的などによって最適なツールは異なりますが、社内ブログにおすすめのツールを、以下で3つ紹介します。

想いが従業員に届く社内ブログなら『ourly(アワリー)』

ourlyはweb知識が一切不要で、誰でも簡単に投稿できるだけでなく、組織状態の可視化ができるサービスです。「従業員に想いが届く」実感を数字ベースで確認でき、理念浸透や組織風土醸成にもお役立ちできます。

部署単位での無料トライアルも可能ですので、ぜひ一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。

ourlyの特徴

  • web知識が一切不要で簡単に投稿できる
  • 豊富な支援体制で社内ブログの運用工数を削減できる
  • 発信した情報に対する従業員の反応がわかる
  • 組織課題や情報発信後の改善度合いを可視化することができる

効果的な社内ブログの発信事例を合わせたサービス資料はこちらから簡単にダウンロードいただけます。

ourly「アワリー」について詳しく見る

社内ポータルとして社内ブログを構築するなら「WordPress」

WordPressは世界中で利用されているツールであり、プラグインを利用することで独自のカスタマイズを施すことができます。

現状ある会社のドメインやサーバーを利用する場合は、ランニングコストがかかりません。

しかし先述の通り、無料が故に

  • 自ら構築・メンテナンスする必要がある
  • 社員のみがアクセスできるようにする場合、さまざまな制限や工数がかかる
  • どのくらい読まれているのかを分析するには専門知識が必要になる

などのデメリットもあります。

WordPressの特徴

  • 運用コストがかからない
  • 世界中で利用されているため、構築ノウハウが多数公開されている
  • 様々な機能をカスタマイズすることができる

URL:https://ja.wordpress.org/

その他の社内ポータルツールに関してこちらの記事で紹介していますので、ご覧ください。

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社内SNSを社内ブログとして活用するなら「Talknote」

Talknoteはコミュニケーションを活性化させ、離職を防ぐ社内SNSです。

facebookのビジネス版のようなツールで、タイムラインの投稿に対してコメントすることができるので、社内SNSではありますが社内ブログとして活用するこも可能です。

Talknoteの特徴

  • 組織改善・離職防止の社内SNS
  • アクションリズム解析
  • オーバーワーク検知機能

Talknoteの料金

非公開(※要お問い合わせ)

URL:https://talknote.com/

その他の社内SNSツールに関してこちらの記事で紹介していますので、ご覧ください。

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社内ブログの成功事例

社内ブログをどのように運用すべきかで悩んでいる場合は、実際に社内ブログを活用している企業の事例を参考にするのもよいでしょう。

以下では、社内ブログをうまく活用している3つの企業の事例を取り上げて紹介します。

(1) NEC「イノベーションカフェ」

NECでは「イノベーションカフェ」と呼ばれる社内SNSに、多くの社員がブログを投稿しています。

ブログの投稿やコメントの書き込みなどを通して、他部署の人と日常的に接点を持っておくことで、複数部門にまたがる会議に出席する場合などにも、自己紹介や趣旨説明などをおこなう手間を省くことが可能です。

また、ブログの中でまだ整理しきれていないアイデアを取り上げることで、多くの社員がコメントで意見を寄せてくれ、そこから気付きを得てアイデアが形になっていくようなこともあるようです。

(引用:日本電気株式会社, 「社内ブログ活用事例」より, <https://jpn.nec.com/techrep/journal/g07/n02/pdf/070222.pdf>, 2021年6月閲覧)

(2) ユニクロ

ユニクロでは、社内ブログを本部から店舗に意見を求めるためのツールとして活用しています。

たとえば商品開発をおこなうにあたって、本部が社内ブログに「スカートの販売についてどう思うか」と投稿し、それに対して店舗が意見を回答するといったような具合です。

現場の率直な意見を取り入れる仕組みを構築することで、より確度の高い商品開発や販売戦略をおこなえるようになっています。

折り込みチラシについても意見を吸い上げるなど、マーケティング全般に関して社内ブログがフル稼働しているのです。

(引用:日経XTECH,ユニクロが社内ブログで店舗情報発信を強化,<https://xtech.nikkei.com/it/article/NEWS/20060808/245425/>, 2022年11月閲覧)

(3) ワンスター

「理念経営」の実践企業として有名なワンスターでは、理念浸透の施策のひとつとしてブログを運営しています。

具体的には毎週月曜日に、強化理念(今週、社員全員が意識する行動指針)を決めて社内ブログで公開。その理念に対して、自分なりの理解や宣言などを全社員がコメントをするようにしています。

組織拡大のタイミングを迎えたワンスターは、社内ブログを使って理念浸透を実現したのです。特にコメント機能によって、一方的な情報共有ではなく双方向コミュニケーションを創出している点が、活用方法として理にかなっています。

ワンスターの社内ブログを活用した理念経営に関して、詳しくは以下のインタビュー記事をご覧ください。

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社内ブログを活用して社内コミュニケーションを活性化させよう

社内ブログはその会社の社員のみが閲覧できるブログのことで、社内コミュニケーションの活性化や社員のエンゲージメントの向上などを、主な目的としています。

社内ブログを導入するにあたっては、運用ルールを設けたり積極的に投稿や書き込みをおこなう「さくら」役を事前に決めておいたりして、社員が自然と社内ブログを利用しやすい雰囲気を作ることが重要です。

社内ブログとして活用できるツールには、web社内報や社内SNSなどいろいろなものがありますが、どのような目的で社内ブログを導入したいと考えているのかを踏まえて、最適なものを選ぶとよいでしょう。

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この記事を書いた人

Kenta Nakanishiのアバター Kenta Nakanishi ourly株式会社 マーケティングチームメンバー

ourlyのメディア担当。
12年間のサッカー経験を活かして前職ではスポーツメディアの運営に携わる。
その経験を活かしてourlyのメディア担当としてourly Mag.とourlyの成長に全力コミット中。

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