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インタビューの質問項目の作り方┃事前の準備と効果的なまとめ方も解説

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社内報や自社サイトの制作で、インタビューの質問づくりを任された経験はありませんか。インタビューを成功させるには、事前の準備や質問づくりはもちろん、聞き方やまとめ方にも工夫を凝らす必要があります。

本記事では、

  • インタビューの質問項目の作り方が分からない
  • インタビューを成功させるコツを知りたい

このような方のために、質問項目の作り方や事前にしておくべき準備、そして効果的なインタビューのまとめ方を解説しています。

目次

インタビューで事前にしておくべき準備

まずは、インタビュー実施前に準備しておくべき項目を解説します。インタビュー当日のスムーズな進行や極端な脱線予防のために、下記の項目をチェックしていきましょう。

インタビューの方向性の確認

最初にインタビューの方向性を確認します。

例えば、インタビュイーの人物像を紹介するためのインタビューの場合、過去の経歴を中心に紹介するのが近道です。子ども時代のエピソードやプライベートでの話など、興味深く読み進められる質問も浮かびます。

反対に、担当する業務や製品の内容にスポットライトを当てたいのであれば、質問の方向性が変わります。ノウハウ・ナレッジ・使っている技術など専門的な項目が多くなっていくでしょう。

まずは方向性を確認し、どのようなインタビューにしたいかイメージづくりしておくことが大切です。

質問項目の設定

前項の方向性に従って、質問項目を設定します。最低限必須で聞きたい質問と、時間があれば聞きたい追加の質問とを分けておくとよいでしょう。

また、1つの質問につき回答が1つで済むよう、一問一答式の質問にしておくことも重要です。インタビューをテンポよく進めつつ、かつ回答者であるインタビュイー側に混乱を与えることのない手法でもあります。質問する順番や構成にも配慮しながら、できる限り時系列順に質問することが大切です。

インタビュー相手への依頼

詳細が整い次第、インタビュー相手に依頼をします。インタビュー実施の日時・場所・所要時間だけでなく、目的も併せて知らせておけばあらかじめ内容をイメージしてもらうことができます。

また、質問リストを事前に相手と共有しておくのが理想です。特に、データや数字が必要な項目については前もって知らせておき、当日の進行をスムーズにしていきましょう。

インタビューの質問項目の作り方

ここでは、インタビューにおける質問項目の作り方について掘り下げていきます。双方ストレスなくインタビューを進行するためだけでなく、目的にあった回答を確実に得るためにも、事前にチェックしておきましょう。

質問のカテゴリと優先順位を整理する

質問数に関わらず、質問のカテゴリと優先順位をあらかじめ整理しておくことが重要です。カテゴリがわかれていれば、後日記事として形にする際に役立ちます。構成を整理しながら質問できるので、聞き洩らしや偏りを防ぐ意味でも効果的です。

また、インタビューは限られた時間で実施するため、優先順位を決めておきましょう。コンテンツのゴールに近い質問項目から優先し、追加質問や派生質問は後でまとめて聞くのが理想です。

質問相手が答えやすい聞き方にする

質問する側の意図が回答に反映してしまわないよう、質問相手にとって答えやすい聞き方にすることも重要です。

例えば、When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)、Why(なぜ)、Which(どちらが)、How(どのように)、How many(どれくらい) を具体的に回答してもらう「6W2H」法を導入してみるとよいでしょう。回答が具体的になり、記事化する際に役立ちます。

また、「はいorいいえ」でシンプルに回答できる形式にしたり、反対に「どう思いますか?」など自由に発言できる形式にしたり、用途によって質問形式を組み合わせるのも効果的です。

インタビューで質問する際のポイント

ここでは、インタビュー実施時のポイントを解説します。あらかじめ意識しておくだけで、スムーズかつ効率よくインタビューを進行できる可能性が高まります。

また、インタビュイーからの心証をよくする効果もあるので、参考にしてみましょう。

インタビュー時の基本的な姿勢

インタビューの基本姿勢として、相手へのリスペクトが挙げられます。貴重な時間を割いてインタビューに協力してもらっていること、相手が緊張せず楽しく話せるよう努めることを意識しておきましょう。

また、一問一答を意識しすぎて尋問のようになってしまうことを避けることも大切です。あくまでもコミュニケーションであることを忘れず、インタビューする側もリラックスして臨みましょう。

効率的なインタビューの進め方

効率よくインタビューを進めるには、インタビューの目的や必須質問を忘れることなく進行することが重要です。「どうしてもこれだけは聞いておきたいのですが…」「具体的な例をお聞かせ願えますか?」など、ある程度の舵取りはインタビューする側で実施できるよう意識しましょう。

また、相手が回答に悩んだときは自ら例を出すなど、積極的に答えを引き出す問いも必要です。脱線しすぎ、話の軸がブレすぎ、などを避けるため特に配慮したいポイントです。

インタビュー後の効果的なまとめ方

インタビュー後は、記事としてまとめるため内容の整理・整頓に移ります。読み手が思わず興味を抱いてしまうような会話になっているか、どう魅力的に回答を伝えるかなど、意識したいポイントは多数存在します。

下記を参考に、効果的なコンテンツになるよう意識してみましょう。

見出しでポイントを押さえる

カテゴリごとに見出しを作ったり、注目してほしいポイントを見出し化したりしながら伝えたいことを効果的に示します。全体にメリハリがつくだけでなく、カテゴリごとに内容が整理されるので読みやすさも向上します。

ときには、回答を一言でわかりやすく見出しにしてもよいでしょう。結論先出しになるので、限られた時間で記事に目を通したい人にも貢献します。また、「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論」の順で伝えるPREP法も意識しながら見出しを作れれば、よりわかりやすくなるのでおすすめです。

読みやすさを意識する

読みやすさを意識して話の流れをアレンジすることも大切です。ときには話し言葉や「(笑)」などの記号も利用し、フランクに話しているコミュニケーションの場を意識させてもよいでしょう。

また、レイアウトを工夫して読みやすさを向上させる方法もあります。インタビュアーとインタビュイーの顔写真をアイコンにして交互に表示したり、定期的に写真やグラフを挿入したり、視覚的なアプローチをするのも効果的です。

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ツールを利用する

インタビュー内容を短時間で効率よくまとめるため、ツールを活用するのもひとつの手段です。

例えば、インタビュー中の録音を自動で文字起こしするツールがあります。1から手作業で文字起こしするより短時間で終えられるので、その分内容の精査や構成にかける時間を確保できます。

また、複数人で同時に作業ができるワークスペースを活用し、メモ・意見・アイコンやアイキャッチの挿入などを並行することもできます。インタビューチームがいる場合や納期までの時間が短い場合に、検討してみましょう。

インタビューの質問づくりに役立つテンプレート

インタビューの質問として、下記のような例が挙げられます。テンプレートとして参照しながら、自社の目的に合う形式にアレンジして活用していきましょう。

  • 入社の決め手になったことは何ですか?
  • 今後入社する後輩社員へ向けて、一言お願いします。
  • 業務のどこにやりがいを感じますか?
  • 仕事をしていて一番挫折した経験を教えてください。
  • よく使う福利厚生はありますか?
  • 休日は何をして過ごすことが多いのでしょうか?

可能な限り、具体的なエピソードを掘り下げるのが理想です。ストーリーとして読み手に伝わりやすくなれば、自然と読み進めたくなるコンテンツとして成長します。

弊メディアでは数々の企業や著者に、インナーコミュニケーションインタビューを行なっています。具体的な質問例はこちらからご覧になれますので、ぜひご覧ください。

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インタビュー成功のためにさまざまな工夫を

インタビュー成功のためには、質問項目など事前準備が欠かせません。質問のカテゴリや優先順位を整理したり、相手が答えやすい聞き方にアレンジできたりすれば、当日の進行もスムーズに進みます。

また、質問する側もリラックスして、コミュニケーションを重視したインタビューにすることも重要です。必ず聞きたい質問項目とインタビューの趣旨だけ忘れないようにしながら、進行していきましょう。

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この記事を書いた人

渡辺 瞳のアバター 渡辺 瞳 ライター

フリーライター。総務人事の仕事を9年経験し、フリーランスとして独立。
HR戦略・労務管理・組織づくりなどのテーマを中心に記事を執筆中。
趣味が高じて音楽系コンテンツを黙々と執筆することもある。

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