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心と組織を“ととのえる”─BLANC FUJIで探究したourlyのワーケーション体験記

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大野 晃貴

公開日:

2025.07.24

更新日:

2025.07.24

心と組織を“ととのえる”──BLANC FUJIで探究したourlyのワーケーション体験記

ourly株式会社では、世代やバックグラウンドが異なる多様なメンバーが増える中で、相互理解を深め、社内コミュニケーションをより活発にしていきたいと考えていました。しかし、普段の業務の中では深い対話や内省の機会は数多くありません。

そこで私たちは、普段とは違う非日常的な環境で、互いの価値観や人生観を掘り下げる「探究」をテーマにしたワーケーションを企画しました。

目次

ワーケーションの舞台「BLANC FUJI」とは

山梨県富士吉田市に位置する「BLANC FUJI」は、富士山を望む絶景と自然の音に囲まれた非日常空間を提供する自然共生型ホテルです。

焚き火スペースやプライベートサウナ、トレーラーハウス型客室など、チームでの内省と相互理解を促進する施設が整っていました。都心からわずか1時間30分という立地も、私たちが選んだ理由のひとつです。

詳しくはこちらの記事で紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

ワーケーションで実施したコンテンツとタイムテーブル

ワーケーションのテーマ「探究」

今回のワーケーションでは、「ourlyの未来・自分自身の在り方・人とのつながり」を探究することが目的でした。BLANC FUJIでおこなうコンテンツについても、上記の探究が達成できるように設計をおこないました。

時間内容概要
15:30〜チェックイン
16:00〜大縄跳びチームで目標回数を決め、一致団結して身体を動かします。
16:30〜サウナ高温の空間でじっくり汗を流し、自分自身の心や思考に向き合います。
18:30〜夕飯山梨県産の厳選食材を使った薪火料理のコースを味わいます。
21:00〜焚き火を囲んでの対話焚き火の落ち着いた雰囲気の中で、メンバー全員で深く語り合います。
23:00〜就寝サウナや焚き火で十分に親睦を深めた後は、ゆっくりと身体を休めます。
07:00〜ラジオ体操&ランニング富士山を眺めながら全員でランニングをして、身体を目覚めさせます。
08:30〜朝食自然の空気や光を感じつつ、山梨ならではの料理を堪能します。
09:15〜チェックアウト

非日常的な環境が探究の質を向上させる

自然に囲まれた環境、業務から離れた環境は従業員同士の信頼関係や会社への帰属意識を高める機会になると実感しました。

実際に、霊長類学者で総合地球環境学研究所の所長を務める山極 壽一(やまぎわ じゅいち)先生は、「“身体の共鳴”が本質的な信頼関係を作り上げる」と仰っています。ぜひこちらの記事もご覧ください。

大縄跳びを通じて得られた「協力すること」の本質

大縄跳び
縄を回す執行役員 乗松(のりまつ)

大縄跳びというシンプルなアクティビティの中には、私たちが日常の業務では気づきにくい大切な学びがありました。
参加者からは、

  • 「みんなで30回という明確な目標を目指すなかで、自然と役割分担が生まれ、チームで動くことの重要性を改めて実感しました」
  • 「普段は異なるチーム同士が、ひとつの共通したゴールに向けて協力できたことが新鮮で印象的でした」
  • 「体力がキツくなったときに、人間の本性が見えました。例えば、自分のことで精一杯の人、盛り上げて周囲を鼓舞する人のように」

といった声が上がりました。身体を動かしながら自然に仲間のことを理解でき、組織としての一体感を強く感じる時間となりました。

サウナがもたらした内省と相互理解の深まり

サウナでは「ととのう」という独特な環境のおかげで、自分自身や仲間とゆっくりと向き合う機会が生まれました。
参加者からは、

  • 「リラックスした空間だったため、普段話す機会の少ないメンバーとも自然に会話ができました」
  • 「サウナの後は特に深い対話がしやすく、本音が話せました」

といった感想が多く、サウナという非日常の空間が、役職や職種を超えた交流と相互理解を促してくれました。

焚き火を囲んだ本音の対話

焚き火を囲んだ対話

焚き火を囲んだ時間は、参加者が人生観や会社の未来について自然に語り合える貴重な場となりました。
参加者からは、

  • 「焚き火の独特の雰囲気が本音を引き出してくれ、部署を超えた対話ができました」
  • 「仲間と人生観や価値観を共有することで、自分自身の考えも再確認する良い機会になりました」

といった感想が多く、焚き火は普段の業務では話にくいテーマについて話し合う機会におすすめです。

ourlyの参加者の声・変化したこと

また、ワーケーション開催後のアンケートでは以下のような感想をいただきました。

  • 「同じ部屋のメンバーと自然な雑談が増え、日常業務のコミュニケーションも円滑になると感じた」
  • 「仲間と出会い、一緒に働けているこの時間は貴重で、より仲間と時間を大切にしたい」
  • 「異なる思考タイプのメンバーと対話することで、自己理解が深まっていくと感じた」

非日常的な空間で、少し業務から離れてみることで、新たな視点や気付きを得るきっかけとなりました。

こんな企業におすすめ

自然に囲まれた非日常的な環境でのワーケーションの取り組みは、以下のような企業におすすめです。

成長期のスタートアップ・ベンチャー企業

急速な組織拡大に伴い、価値観や理念の共有が難しくなるフェーズです。また、コミュニケーション不足による組織文化の希薄化や認識のズレが起きやすくなります。非日常的な空間でお互いの対話や今後の事業戦略をディスカッションすることで、組織の共通言語をつくることができ、組織に一体感をもたらします。

世代交代や事業承継を控える中堅・老舗企業

世代交代や事業承継を控える中堅・老舗企業では、世代間のギャップや価値観の違いが組織内に存在しています。そのため、社員同士が肩書や役割を超えて対話し、深い本音を引き出せる空間をつくることが重要です。そうした場を設けることで、企業理念の浸透が進み、世代を超えた相互理解を深めるきっかけになります。

マネージャー育成・リーダーシップの強化を図りたい企業

都会ではなかなか体験できない焚き火やサウナといった空間は、内省を促し、他者理解を深めるための優れた「場」となります。役職者同士の信頼関係を構築したり、リーダーとしてのあり方を見つめ直したりする貴重な機会となるでしょう。

まとめ|BLANC FUJIで得られたワーケーションの価値

今回のワーケーションは、私たちにとって単なる休暇ではなく、組織の未来を探究する重要な機会となりました。自然に囲まれたBLANC FUJIの施設が、深い対話や内省を引き出し、メンバー間の理解と組織としての一体感を高めてくれました。

そして、焚き火やサウナを通じて得られた相互理解や気づきは、ourlyの未来に向けた大きな財産です。

ワーケーション施設「BLANC FUJI」のご紹介

BLANC FUJIの紹介

本記事を通じて、「自社でもBLANC FUJIでのワーケーションを実施したい」と感じられた方は、ぜひ公式サイトからお問い合わせください。

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