リモート下でコミュニケーション活性化!?「働きがいのある会社」ランキング9年連続ランクインのFCEが実践した取り組みとは

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「リモートワークになってから、コミュニケーション量が減ってしまった……」
「とはいえ、何をすればいいのかわからない……」

こんな悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。

人事施策や社内での取り組みは重要性を増す一方で、その情報は社内に閉じており、外部に公開される機会はなかなかありません。

そこで今回は「働きがいのある会社」ランキングにて9年連続ベストカンパニーに選出されている株式会社FCE Holdingsの人財開発チームでリーダーを務める渡邊様にインタビューさせていただきました。

  • 隔週1時間半のvalue研修。愚直な取り組みが風土を作った
  • 新卒1年目が6月に提案し実行例も。これができるのもFCEならでは
  • リモートワーク下で一石二鳥の施策!その名も「免活」
  • 若手メンバーのドラスティックな活動で会社を変えていって欲しい

この企画は、実際の企業様にインナーコミュニケーションなどに関する施策を取材し、紹介する目的で実施しております。

その他の企業事例はこちらからご覧ください。

インタビュイー:
渡邊真紅
2018年FCEグループ新卒入社。1年目は株式会社FCEエデュケーションにて中高生向けビジネス手帳「フォーサイト」を担当。チームの中心となり、学校などの新規開拓などを行い、導入校数760校、冊数23万冊を達成。新卒3年目でFCEグループの人財開発チームのリーダーに抜擢。採用、教育、評価などを一手に担う。

株式会社FCE Holdings:https://fce-group.jp/

目次

隔週1時間半のvalue研修。愚直な取り組みが風土を作った

――御社は「働きがいのある会社」ランキングで9年連続でランクインされています。その驚異的な記録の要因はどこにあるのでしょうか?

特別な施策を打っているわけではないのですが、メンバー1人ひとりが“自分たち自身で働きがいについて考え、働きがいを見つけられる”ことだと考えています。

仕事のやりがいや仕事へのモチベーションって人それぞれ違うと思うんです。

ですので、働きがいを会社が与えるという考え方はしておらず、自分自身で仕事のやりがいを見つけるという考え方ですし、その考え方が会社の風土になっていると感じています。

そんな風土が醸成されているので、会社の課題に対して自ら動くメンバーがかなり多いですね。


――メンバーが「自らやりがいを見つける」ことができるのは、多くの会社が理想としながらも実現できていないのではないかと考えています。
どのようにしてその風土を作り上げたのでしょうか?

隔週で1時間半、代表の石川が「value研修」を実施しているのが大きいかと思います。

value研修では、ゲストスピーカーを招いたりすることはたまにあるものの、基本的には石川がFCEグループで大事にしている考え方や行動規範などをまとめたvalueについて話をすることがメインです。

また、7つの習慣という本の影響もとても大きいです。
弊社では、全員が7つの習慣®研修を受講しているのですが、中でも『インサイドアウト』(1人ひとりが会社の状況に不平不満を言うのではなく、「この状況を、どう自分自身の行動でよりよくするか」という考え方)が共通言語のように浸透しています。

だからこそ、自分から働きがいを生み出すという行動を一人一人が取れるようになってきていますし、石川もさまざまな話の中でその大切さをメンバーに伝えています。

value研修は2015年にスタートしてから、実施回数は計80回以上です。
地道な方法ではありますが、ここまで愚直に代表がvalueについてメンバーに語りかけ、問うているので、各メンバーが「自分はどうするべきか?」と考えることができているのだと思います。
その積み重ねが風土となっているのではないでしょうか。

新卒1年目が6月に提案し実行例も。これができるのもFCEならでは

――カルチャー醸成には愚直な取り組みが一番の近道なんだと感じました。
先ほど「会社の課題に対して自ら動くメンバーがかなり多い」とおっしゃっていましたが、具体的にはどんな動きがあるのでしょうか?

多くの人がいろいろなことをやってくれています。

具体的には

・お客様の困っていることについてのヒアリング勉強会
・ビジネスをどう立ち上げるのかなどの事業構想の勉強会
・若手が中心になって、会社の課題を考えて代表に提案
・コミュニケーションを取るために、バーチャルオフィスを使った流しそうめん

などなど、真面目なものから、遊び半分のものまでさまざまです。

メンバーが本当に必要だと思って、提案から実行までしてくれているので、会社がどんどん良くなっていっている気がします。


――本当にいろいろな取り組みが生まれているんですね!
渡邊様は新卒4年目ということですが、valueに基づいて行動したエピソードは何かありますでしょうか?

私は人事になってからはまだ1年目で、入社したてのときは営業をしていました。

学校に「フォーサイト」手帳という中高生向けのビジネス手帳を販売していたので、商談や打ち合わせの相手は主に学校の先生になります。

私の抱えていた悩みとして、実際に使っている生徒の声を継続的に聞きたかったのですが、ノウハウとして自社には当時なかったのです。

そこで、instagramの運用を上長に提案し、運用を開始しました。

おかげさまで多くの学生からフォローしていただき、実際に手帳を使った学生からのお礼のDMや使った効果など、継続的に生の声を聞くことができるようになりました。

この提案をしたのが新卒1年目の6月なので、少し生意気だったかもしれません(笑)

ただ、こういった提案ができて、認めてもらい、自分でコミットさせてもらえるのは「自分がどうしたいのか?」を重んじるFCEらしさだなと感じました。

リモートワーク下で一石二鳥の施策!その名も「免活」

――多くの企業がリモートワークになってから、どんな取り組みをすればいいのか悩んでいます。リモートワークになって、新しく始めた取り組みなどはありますか?

新型コロナの影響でほとんどのメンバーがリモートワークになってから「免疫力向上活動」、略して「免活」が始まりました。

誰がコロナにかかってもおかしくはない状況下で、「自分を守るのは自分しかできない。そのために免疫力をあげるしかない」と、代表の石川が発案したものです。

内容としては「各自免疫力をあげる習慣を1つ作って実行する(運動や食生活など)」というものです。

石川は健康に人一倍気を遣っているので、弊社ならではというよりは石川ならではの取り組みですね(笑)


――ユニークな取り組みですね!とても面白いです。
実際にどんな効果がありましたか?

30キロ痩せた人がいたりして、「免活」で大成功を収めた人もいます(笑)

会社としては、コミュニケーションが活性化しました。

「免活」の内容に免疫を高める習慣を作ることがあるのですが、習慣づくりは毎月ランダムの5人チームで実施します。

そのメンバー間で、例えば「今日は筋トレしました!」みたいにアプリで報告しあうのですが、そこから生まれる雑談がコミュニケーションを生むきっかけになりました。

リモートワークになると仕事の話ばかりになってしまい、雑談できる場がありませんので、ちょっとした雑談でも精神的にリフレッシュできるんですよね。

また、そのメンバーで月に1回はオンラインでランチをすることになっているので、部署を超えた関係性が生まれているのも会社にとって喜ばしい効果だと考えています。


――メンバーからの反響はいかがでしょうか?

特に中途入社の人からは「この活動のおかげでいろいろな人が知れた」というポジティブな意見が多いです。

他にも、「免活」を実施していなければ絶対に関わることのなかったメンバーとの交流が生まれたりしているので、かなり好評ですね。

チームが代わっても、出社した際に話しかけるきっかけになったりしているので、自然と社内の雰囲気もさらに良くなった気がしています。

当初、「免活」にメンバーどうしのコミュニケーション活性化という目的は特になかったのですが、今やコミュニケーションが主目的になっており、思わぬ収穫を得られました。

若手メンバーのドラスティックな活動で会社を変えていって欲しい

――御社はすでにさまざまな取り組みをされてるかと思いますが、これからやっていきたい取り組みはあるのでしょうか?

ちょうど発足したばかりなのですが、「シナジープロジェクト」という取り組みが始まりました。

この取り組みは、部署を横断した若手・中堅・マネージャー陣の計14名がチームとなっており、会社をより良くする取り組みやシナジーを起こしていくことが目的です。

活動内容は完全にチームに委任されており、現在はマーケティングの部分で社内にシナジーを起こそうとしています。

もちろんどの事業部でもマーケティング活動をしておりますが、弊社では、それぞれの考え方やノウハウの共有が足りておりませんでした。

そこで各事業部のノウハウを勉強会で共有しあい、何かヒントとなり、シナジーが生まれるかもしれない。ビジネスが飛躍的に伸びるかもしれない。

そんなワクワク感を持ちながら、さっそく11月に勉強会が開かれる予定です。


――最後に、御社の今後の展望を教えてください!

このプロジェクトは若手メンバーのために作られたと言っても過言ではありません。

若手の視点からドラスティックな活動をしていって欲しい。その活動で会社をどんどん変えていって欲しい。そんな思いが込められています。

他にも、会社を良くしていくための取り組みは考えておりますので、若手メンバーにはどんどん前に出てきてもらって、活躍してもらいたいなと心から思っております。

編集後記

全80回以上にも及び、今もなお隔週で行っている「value研修」。
新しく入社されるメンバーは、過去の「value研修」のほとんどの動画を見るそうです。

ミッション・ビジョン・バリューを作成しながらも浸透させることに悩んでいる方は多いのではないかと思います。

ただ今回のインタビューを通して、理念の浸透に近道や劇的に有効な策があるわけではなく、「ひたすらにメンバーに伝え、問い続けること」。
これこそが一番大切なのだと、強く感じました。

ourly Mag. ではインナーコミュニケーションの事例の取材企業を探しています。興味のある方は気軽に問合せフォームからご依頼ください。

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この記事を書いた人

ourly magazineのライティングとメンバーマネジメント担当。
アメフトを通じてチームプレイの重要さを学び、組織で一致団結してパフォーマンスを出すことに興味がある。
見た目ゴリラっぽいが、甘いスイーツと泣ける映画が好きな中身は乙女っぽい一面も。

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