メンバーの夢と会社のビジョンを大切にしたら「働きがいのある会社」ランキングに5年連続ランクインした話

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帰属意識の低下、リモートワークの推進。これらの時代背景によって、多くの担当者が「社内コミュニケーション」に悩みを抱えています。

ただ、社内コミュニケーション施策は社内で閉じていることが多く、外部向けの公開されることはほとんどありません。

そこで今回は「働きがいのある会社」ランキングにて5年連続ベストカンパニーに選出されている株式会社LiBの岡田さんをインタビューさせていただきました。

この企画は、実際の企業様にインナーコミュニケーションなどに関する施策を取材し、紹介する目的で実施しております。

  • 「この会社にいて良かった」そう思ってもらうために考え続ける
  • 価値観の共有が組織をさらに強くする
  • メンバーの夢を心から応援する。それこそがLiBのあり方
  • リモート下ではテキストコミュニケーションのレベルアップが不可欠
  • これからもビジョンの実現を加速する取り組みを

この企画は、実際の企業様にインナーコミュニケーションなどに関する施策を取材し、紹介する目的で実施しております。

その他の企業事例はこちらからご覧ください。

インタビュイー:
岡田 麻未
1993年生まれ。茨城県出身。新卒でユニバーサルデザインのベンチャー企業、ミライロに入社。サービスPRやイベント企画など広報全般を担当。2019年にLiBに参画し、ブランディングやPRに従事。

株式会社LiB:https://www.libinc.co.jp/

目次

「この会社にいて良かった」そう思ってもらうために考え続ける

――御社は「働きがいのある会社」ランキングで5年連続でランクインされています。従業員が働きがいを持って働ける環境だということだと思いますがその大きな要因はなんでしょうか?どんな取り組みをされてらっしゃいますか?

弊社はビジョンに、「『生きる』をもっとポジティブに」を掲げています。

「ポジティブに」の対象は、サービスを提供する顧客、そしてこの場所を選んだ仲間の2方向性があります。

代表松本は、「一度きりの人生、LiBを選んだメンバーが『LiBで自分の人生を前に進むことができた』と思ってもらいたい」とよく話しています。LiBのメンバーも、理想の生き方が叶えられ、そしてベストなパフォーマンスが出せるようにはどんな環境が必要なのかを、考え実行し続けていることが、GPTWでランクインさせていただいた大きな要因だと考えています。

さまざまなライフスタイルのメンバーがベストな働き方を選べるオプションを用意しています。

具体的には、

  • 時短勤務
  • 地方勤務
  • 週休3日制
  • 新しい育休制度
  • メンバーシップオプション制度

などの制度です。

週休3日にして、学校に通ったり、留学準備をしているメンバーも、沖縄や大分などに移住してフルリモートで勤務しているメンバーもいます。

また最近は、これまで育休制度を活用したメンバーからもらった、「1年ほど休んで戻ってくると、浦島太郎状態になっている。育休中でも会社とゆるく繋がった状態を保ちたい」という声から、育休を使いながら、月20時間以内で働ける制度も作りました。

価値観の共有が組織をさらに強くする

――さまざまな施策がある中で、一番御社らしい取り組みはなんでしょうか?

LiBメンバー同士で、「価値観を共有する施策」ですね。

具体的には、「行動の裏側にどんな価値観を持っているのか、それはどういう過去の経験に基づいているのか」「なぜLiBに入ろうと思ったのか、LiBで何がしたいのか」などを共有するものです。

自社開発ツールの「Prismy」プロダクトに、価値観やLiBの入社理由、やりたいことをを記載し、4人1グループにわかれて、それぞれの価値観をより深く話し合いました。

自社プロダクトを活用した価値観共有

――とても素晴らしい取り組みですね!どうしてこの取り組みをしようと思ったのでしょうか?

理由は大きく2つあります。

メインで働く環境がリモートになり、他部署の人とのコミュニケーションが取りづらくなり、部署を超えた取り組みをする必要があると感じました。

また「良いプロダクトを作り、顧客や社会に価値を発揮するためには、良いチームが必要であり、良いチームを創るためには、チームメンバーの思いを知り、チームとしての共有ビジョンを作ることが大切である」と考えているためです。

メンバーの夢を心から応援する。それこそがLiBのあり方

――実際にこの取り組みをやってみてどうでしたか?

取り組みの手応えを感じられましたね。振り返りアンケートでも、「お互いの価値観について共有したことで、行動の根源を知ることができたと思う」「メンバーの考えや夢が知れたので、こういう応援をしようと思った」など、前向きな意見を多くもらいました。

なにより、自分の価値観を受け取ってもらえた安心感であったり、その場の高揚感であったり、言葉で表しづらい空気の温度感が上がる感覚も感じられました。


――アンケートで、「メンバーの目標に応援したい」というコメントが来ているのはとても素敵だなと感じました。

お互いの夢や目標に対して、どういう関わりができるのかを考え応援ができるのは、純粋によいなと私も感じます。

仮にメンバーが会社を退職しても、会社としては繋がりを保ち続けていきたいスタンスですし、OBOGメンバーも、卒業メンバーに色紙を書いてくれたり、送迎会に集まってくれたりするんです。

リモート下ではテキストコミュニケーションのレベルアップが不可欠

――リモートワークになってから社内コミュニケーションに課題を持つ企業が増えてきたように思います。そんな中、御社は何か新しく取り組んだことはありますか?

いくつか取り組みましたが、ユニークな取り組みとしては、テキストコミュニケーションの均一化を図りました。

具体的には、テキストコミュニケーションのレベルを定量的に評価するために、自社で作成したコミュニケーションツール活用力(slack力)診断を実施しました。

コミュニケーションツール活用力(slack力)診断の結果画面

発信力、受信力、その2つの総合力が定量化されます。

コミュニケーションツール活用力(slack力)診断の結果画面

リモート化では、テキストコミュニケーションのスキルは重要です。テキストがうまく伝わらないと、対面ならすぐに終わるやり取りが、些細なニュアンスのずれで、なかなか伝わらず、言葉のラリーになってしまうこともあると思います。

そのため、テキストコミュニケーションのスキルを測るテストを作成しました。「やりとりが長くなりそうなときは、直接会話かミーティングを積極的に実施している」「読んだことが伝わるようリアクションを徹底している」などの大事にしたいポイントの問いが、全部で30問ほどあり、「はい・いいえ」で答えるものです。

この問いに答えることで、個人・組織のテキストコミュニケーションの強みと欠点が可視化され、組織全体としての底上げにつなげることができます。


――面白い取り組みですね!どうしてこのような取り組みを始めようと思ったのでしょうか?

テキストコミュニケーションは、難しくないですか?(笑)

それぞれの正義があり、冷たく接しているわけではないのに、冷たく見えてしまったりとか、発信側と受信側で認識の齟齬が生まれてしまったりとかがあると思います。

新卒・中途メンバーも、テキストコミュニケーションの文化に早く慣れるように、ガイドラインも作成しました。


――多くの会社がslackをどう盛り上げるか、というアプローチをとる中で、御社のようにそもそものテキストコミュニケーションのレベルをあげようとする取り組みは初めて聞きました。他に取り組んだことはありますか?

「ぽじろぐ」というポジティブなフィードバックをメンバー間で伝え合う取り組みをしました。他部署メンバーのよい取り組みは、なかなか見えづらいと思ったので、自社プロダクトで、お互いのグッドプラクティスを共有する施策も、実験的に行いましたね。

他にも、「タグランチ」という、動物占いで同じ属性だったり、出身地が同じエリアだったり、共通したタグを持つ人同士でランチをするという取り組みです。何か共通点があったほうが話しやすいので、そこからナナメの関係を作れたらと思っています。

これからもビジョンの実現を加速する取り組みを

――本当にいろいろな取り組みをされてらっしゃるんですね!最後に今後、やっていきたい取り組みなどがありましたら教えてください。

やはり部署を超えたコミュニケーションを活性化させる取り組みは、もっと実施していけたらと思っています。

仕事以外の趣味などの話を気軽にできるような場作りや、ライトニングトークといった企画は、画策中です。

これからも多くの取り組みにチャレンジしていくと思いますが、

弊社のビジョン『「生きる」をもっとポジティブに』を体現するための取り組みをブラさずにやっていけたらと思います。

編集後記

今回、インタビューさせていただいて感じたことは、「取り組みの試行回数が尋常じゃないほど多い」ということでした。

「どんな取り組みをされてらっしゃるんですか?」という質問に対して、返ってくる回答は大変バリエーションに富んでおり、代表の方に提案した資料まで見せていただくなど、社内施策に対する物凄い行動量とエネルギーを感じました。

「取り組みがうまくいくか分からない……」ということに悩んで、なかなか実行できないという担当者の悩みを聞くことも多いですが、何よりも大切なのは、とにかくやってみること。岡田さんからはそういうメッセージがあったようにも感じています。

ourly Mag. ではインナーコミュニケーションの事例の取材企業を探しています。興味のある方は気軽に問合せフォームからご依頼ください。

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この記事を書いた人

ourly magazineのライティングとメンバーマネジメント担当。
アメフトを通じてチームプレイの重要さを学び、組織で一致団結してパフォーマンスを出すことに興味がある。
見た目ゴリラっぽいが、甘いスイーツと泣ける映画が好きな中身は乙女っぽい一面も。

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