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全取り組みが立候補制?Unipos社の若手2人が語る、感情で作られる企業文化

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「経営層からのトップダウンではなく、社員主体で組織を作って欲しい。もっと社員から提案して欲しい。」
こう考えながらも、なかなか実行できない担当者も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、社員主体の組織運営をしているUnipos株式会社にて、若手ながらも全社横断プロジェクトに自ら参画し、イベント運営している前田様と大麻様に、インタビューしてきました。

インタビュイー:
前田 章悟
2016年に新卒入社した会社で、組織活性施策の企画営業に従事。
2020年にUniposへ参画し、カスタマーコンサルティング部で、Uniposを通してお客様の組織活性実現のための企画・支援業務に従事。

大麻 悠香
2021年新卒入社。現在はマーケティング部で、自社開催ウェビナーの企画・運営業務に従事している。

Unipos株式会社:https://www.unipos.co.jp/

目次

Uniposの原点!全社一番人気イベント「発見大賞」

――2人はUnipos社の全社横断プロジェクト『発見大賞』を運営されているとお聞きしました。
まず、『発見大賞』について教えていただいてもよろしいでしょうか?

(前田様)
「発見大賞」は弊社サービスのUniposを活用し「#発見大賞」というハッシュタグがついた投稿の中から毎月投票で「この仕事はすごい!」と思う人を選出するという取り組みです。

この取り組みが生まれた背景からご説明します。

弊社がまだ40人程度のとき、弊社代表がメンバー全員の仕事が見えなくなってきたそうです。ただ、誰が何を頑張ったかは周りのメンバーが知っています。

例えば、データサーバーが落ちてしまって、夜中までエンジニアが頑張って復旧したことなどは本人が発信できてなくても、周りの人は知っていますし、伝えてあげたいですよね。そこで穴を開けた段ボールに「素晴らしい仕事をした人とその内容」を書いたメモを投稿して全社で共有することで、誰かの頑張りがみんなに伝わるようになったことが原型です。

それによって、称賛された社員のモチベーションも上がりますし、代表の「誰が何をやっているのかわからない」という課題が解消されてきたそうです。

これらをイベント化して、全社的に表彰するのが『発見大賞』です。

感情が動いたから、運営側に回った

――とても素敵な取り組みですね。みなさんのモチベーションもとても上がりそうです。
どうして2人は運営メンバーにジョインしたのでしょうか?

(前田様)
理由はとてもシンプルで、入社して最初の『発見大賞』がきっかけです。
『発見大賞』ってMVP賞があるんですけど、その表彰式でMVP賞を受賞した人が泣いていたんです。
その場面を見たときに「なんてエモいんだろう」と感じ、気づけば運営メンバーに入りたいと立候補していました。

(大麻様)
私は同期の友人から誘ってもらったことがきっかけですが、最初に見たときからこのイベントに惚れ込んでいました。
普段関わらないような人にスポットライトが当たって、その人のことを知れたりとか、みんなで心の底から表彰者に拍手を送れたりとか。

こんな素敵なイベントはどうやって作られているのだろうか?という好奇心と感動を作り出す側にいきたいという思いで、運営メンバーに入りました。

メンバーが自主的に組織を作っていく。それがUniposの強さ

――2人とも自主的に参加されているんですね!

(前田様)
実は、弊社ではこれは珍しいことでもなんでもありません。
というのも、社内の全社横断型のプロジェクトは全部有志のメンバーで運営されているんです。

例えば、弊社は2021年の10月に会社のミッション・ビジョン・バリュー(以下、MVV)を新しく制定したのですが、ミッションは経営陣が決めたものの、バリューは有志のメンバーが集まって決めました。

他にも毎週実施している全社会議の改善チームや四半期に1回のキックオフイベントの運営チームもありますが、それらも全て有志のメンバーで運営しています。


――それはすごいですね。多くの会社では、トップダウン的に運営されているケースが多いと思うのですが、なぜ有志のメンバーで運営しているのでしょうか?

(大麻様)
以前は弊社にもトップダウン的に実施した施策はありました。
ただ、トップダウン的に運営しても、現場のメンバーは受け身の状態なので形骸化してしまうことが多かったんです。

象徴的なエピソードで言うと、Unipos社は当時Fringe81という会社の子会社だったのですが、Unipos社だけのMVVを考えるプロジェクトがありました。

代表は、社長として自分が考えたほうがいいと思ったそうですが、最終的にはUniposに関わるメンバー全員で込めたい想いや言葉を考えることにしました。実際に完成したMVVは代表1人では到底思いつかないような、みんなの想いが乗ったものになったんです。

このとき代表は、他のメンバーが代表の想像を遥かに超えて、会社のことを考えてくれていたことに気付いたと言っています。こういった経験が、有志のメンバーで社内プロジェクトを運営し始めたきっかけです。


――みなさん立候補されるものでしょうか?
会社によっては、仮に立候補しても集まらないことがありそうな気がするのですが・・・

(大麻様)
弊社は、積極的に立候補しているイメージがありますね。

私も運営メンバーとして参加してから気づいたことですが、有志での集まりにも関わらず、どうすればメンバーの感情を震わせられるのか?どういう選び方がみんなの納得度が高いのか?など真剣に考えているんですよね。

そのおかげか、イベントごとに感情が高まる瞬間や感動するシーンが多いんです。

それを見た感化されたメンバーが、自社のファンになり、イベントを作る側に回っていくというサイクルが生まれているのだと思います。

誰かが上流で仕切っているわけではなく、会社のフェーズによって各メンバーが「今、Uniposはこうあるべきだよね」と考えて、実行する文化がある。

これこそがUnipos社の強みなんだと思います。

感情報酬を社会基盤にするため、自分たちが体現する

――最後に今後の展望を聞かせてください。

(前田様)
弊社は、「感情報酬を社会基盤に」をミッションに掲げているのですが、まだまだ感謝を伝えたり、褒めたりする文化が根付いていなくてお困りの企業も多いと感じています。

一方で、感謝されたり褒められたりすると誰でも嬉しいと思いますし、仕事へのモチベーションも上がりますよね。

そうなると組織も仕事も好きになっていくと思うんです。

そんな社会を実現するためにも、Uniposというサービスをもっと広げたいですし、自分たちがその状態を体現しつづけたいと思っています。

編集後記

「エモい会社だからこそUniposを生み出せたんだと思ってます」

前田さんが笑いながらおっしゃっていたことが印象的でした。

本当にUnipos社の皆さんがエモくないと出てこない言葉でしょう。

大麻さんも最後に「仕事を楽しめてない人がUniposを通じて、仕事やその会社のことを好きになっていく、そんな社会にしていきたい」と語ってくれました。

2人ともUniposというサービスとUnipos社に対しての愛に満ち溢れているインタビューでした。

前田さん、大麻さんありがとうございました!!

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この記事を書いた人

Hiroki Sunagawaのアバター Hiroki Sunagawa ourly株式会社 セールスチームメンバー

ourly magazineのライティングとメンバーマネジメント担当。
アメフトを通じてチームプレイの重要さを学び、組織で一致団結してパフォーマンスを出すことに興味がある。
見た目ゴリラっぽいが、甘いスイーツと泣ける映画が好きな中身は乙女っぽい一面も。

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