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社内報の目的を決めるための2STEP

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社内報のよくある問題として、運用者が社内報の運用目的を見失ってしまうことがあります。

いままで多くの企業のサポートをしてきた経験からすると、

  • そもそも目的を明確にした上で進めていない
  • 目的は決めていたが、運用する途中で「反響がいい記事」「書きやすい記事」などにコンテンツが偏ってしまい、目的との解離が起きる
  • 担当者が短いスパンで変わるため、当初の目的まで遡れない
  • 目的が達成できているか明確に数値で振り返れないため、効果がわかりづらい

などによって目的を見失いがちなことが多い気がします。

この記事では、そんな社内報目的の決め方のコツを解説します。

目次

目的の決め方は2つのステップで決まる

ourlyでは、まずは社内報を運用する前に目的設計と、目的を達成するためにどんな記事がどのくらい必要なのか、どの数値をあげるべきなのかを決めることを重要視しています。
そこを会社内、メンバー内で決めておかないとどこかのタイミングで必ず「あれ、なんで社内報をやっているんだっけ?」という手戻りが発生してしまうからです。

ourlyとしては、下記のステップで目的を定めることを推奨しています。

  • 組織課題の理解
  • 組織課題の中で、どこを社内報で達成するのかを決める

簡単なように見えますが、なかなかに難しいステップです。

組織課題の理解

社内報を検討している、運用しているということは、組織に何かしらの課題があり、それを解決する手段として社内報を捉えていると思います。
ただ、いったん手段に囚われずに、そもそも組織にどういった課題があるのかをもう一回見つめてみる作業が多くの企業に必要だと感じています。

もしかしたら、課題だと思っていることは課題ではなかった、ということもありますし、課題の優先順位が違う可能性もあります。
どういった組織を目指していて、いまどこにギャップがあるのか、今一度考えてみましょう。
そしてそのギャップを埋めるためにさまざまな方法がある中で、それが社内報が最適なのかも考える必要があります。

組織課題の中で、どこを社内報で達成するのかを決める

次にこのステップです。
もちろんですが、組織課題の全てを社内報で解決できることは少ないはずです。

そこで、組織課題の中で、どの部分を社内報によって解決するのか、スコープを決めます。
例えば、「社内のコミュニケーションが少ない」というのが組織課題であるとしましょう。なぜ、コミュニケーションが少ないのか、深掘りしていきます。

  • 部署ごとに閉じてしまっており、他部署と接する機会が少ない
  • 部署ごとに違うKPIを追ってしまっているため、個別最適になってしまい、他部署と接する必要がない
  • 会社に対してエンゲージメントが低く、言われた仕事だけをこなす状況になっている
  • リモートワークにより、雑談をする機会が減った
  • 他の部署で何をやっているのかわからないので、興味が持てない
  • 新しく入ってきた人の顔と名前が一致しない。背景もわからないので声もかけにくい

上記は一例ですが、このような形でいろいろな要素が組み合わさっているはずです。この中で、どこを社内報で解決したいのかを決めます。

社内報で解決できない部分は、優先順位によっては、違う施策をうつ必要があるかもしれません。

目的を定めて、終わりじゃない

ourlyではこのあとのステップとして、目標設定と数値を元にした改善活動というのをステップ3,4においています。
目的を定めても、その目的をどういう状態であれば達成したと言えるのか、明確になっていないと具体的な施策まで落とせないことも多くあります。
今回は目的を決めるステップということで、割愛しますが、別記事にて解説しようと思います。

追記:別記事はこちらからご覧いただけます。

社内報の目的はだいたいこの3パターンに分けられる

目的を決めるのは、社内報運用にあたって一番重要とも言えるポイントです。ぜひ、この記事が何かのお役に立てれば幸いです。

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この記事を書いた人

Nozomu Iinoのアバター Nozomu Iino ourly株式会社 執行役員CMO

ourly magazine編集長。
業界No.1のAI特化型メディア『Ledge.ai』元編集長。
大手メーカーでユーザビリティエンジニアに従事したのち、株式会社ビットエーに入社しAI関連の新規事業の立ち上げを行う。
新規事業のチームを株式会社レッジとして子会社化し、執行役員に就任。新規商材の開発や事業のグロースに携わる。
現在はエグゼホールディングスにて新規事業開発の業務に従事。

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