【2025年最新】web社内報アプリ8選|それぞれのメリット・デメリットを徹底比較

近年、web社内報を導入する企業が増えています。しかし、web社内報には数多くのツールやサービスが存在し、自社に最適なものを見つけるのは容易ではありません。
この記事では、アプリで閲覧できる社内報サービスを紹介し、メリットや選定ポイントについても詳しく解説します。
アプリで閲覧できるおすすめ社内報8選【無料あり】
社内報アプリの導入を検討する際、ぜひ検討してもらいたいおすすめのツール・サービス8選を紹介します。各ツールの公式HPのURLも添付していますので、気になるツールがありましたらぜひご覧ください。
社内報アプリの選び方とは?
ここからは社内報アプリを実際に導入するにあたっての選定ポイントについて紹介します。
選定ポイント・注意点は以下の4つです。
・対応デバイス
・機能
・セキュリティ
・分析
・費用
対応デバイス
基本的にAndroid、iOSに対応していれば問題ないですが、中にはiOS限定などの場合もあるので、事前に対応デバイスは確認しましょう。会社から従業員に配布しているスマートフォンでアプリを導入する場合は、社用スマートフォンとの互換性に注意する必要があります。
機能
一部サービスでは、アプリだと詳細なコメント機能は使えない、などのデバイス制限があるため、要確認です。また、社内報アプリを導入するのであれば、スマホならではの「プッシュ通知」を駆使したいところ。通知機能の有無も確認しましょう。
セキュリティ
アプリにより、情報共有の簡単になり、双方向コミュニケーションがとりやすくなる一方で、情報流出のリスクが高まります。会社として発信する内容を変更することもひとつの手ですが、アプリ側としてセキュリティが担保されているかは重要なポイントになります。
分析
web社内報は広く外部公開されているwebサイトと違い、ページ閲覧数(ページビュー)の多い少ないではなく、社員の何%に届いているか(閲覧率)、記事ごとにどれくらいの文章が読まれているか(読了率)が重要です。社内報の効果や課題を確認し、改善ポイントを見つけながら運用することで、社内報の効果を高めて組織を良くしていくことができます。
費用
アプリ導入の基本的な料金は月額費用と初期費用です。
加えて、オプション機能がある場合は追加費用がかかります。
オプション機能とは、追加で費用を支払うと社内報ツールに機能を追加できるもので、アプリ分の追加費用は、通常月額費用に追加されます。
ツール選定のアドバイスとして、機能の多さゆえに月額料金が高いケースもあるため、自社に必要な機能と予算を適切に調整しながら選定することをおすすめします。
ザ社内報

ザ社内報は、株式会社スマートメディアが運営する、CMS「clipkit」のweb社内報に特化したツールです。
CMSシリーズでは累計導入企業が750社を超えています。
ザ社内報の特徴
・直感的で分かりやすい管理画面で誰でも記事作成可能
・「カテゴリ」「タグ」分類や「いいね!」「コメント」機能で情報集約・双方向コミュニケーション促進
・オプションで動画撮影・制作支援も可能
・効果検証用のアクセス分析機能付き
・デザインテーマを選んで自社らしい社内報サイトを構築可能
公式HPはこちら
社内報アプリ

社内報アプリは、社内報専門会社であるウィズワークス株式会社が提供するツールです。
社内報アプリの特徴
・9種類のテンプレートを標準装備し簡単にビジュアルの良い記事を作成可能
・プッシュ通知機能で新着記事を即座に周知
・部署・役職ごとに閲覧記事を出し分け可能
・未読記事リスト表示や人気記事ランキング機能で読み逃し防止
・検索機能、コメント・いいね機能も搭載
公式HPはこちら
TUNAG

TUNAGは株式会社スタメンが提供しているツールです。
社内報というよりは社内SNSというイメージが近いですが、気軽に投稿できたり、オリジナルスタンプ機能があったりなど、魅力が多いツールです。
TUNAGの特徴
・タイムライン形式で全社員が情報発信・閲覧可能
・投稿に対しコメントやスタンプで気軽に交流可能
・オリジナルスタンプ機能やメンション機能で楽しく双方向コミュニケーション可能
・アンケート機能やミッション機能、リレー投稿など参加型コンテンツにも対応
公式HPはこちら
Solanowa

Solanowaは株式会社スカイアークが提供しているweb社内報ツールです。
さまざまな企業の社内報システムの案件に携わったノウハウを活かし、必要な機能を厳選しパッケージ化することで、大幅なコスト削減とスピード納品を可能にしました。
Solanowaの特徴
・文章・写真に加え、動画ファイルや音声も掲載可能
・SNS感覚の「いいね」ボタンやコメント機能搭載
・無制限アンケートや問い合わせフォームも用意
・アクセス解析機能で記事の閲覧数や反響を把握できる
・多数言語に対応
公式HPはこちら
TSUTAERU

TSUTAERUは株式会社サイト・パブリスが提供する社内報クラウドサービスです。
TSUTAERUはweb社内報にピッタリのデザインテンプレートがあるため、デザインに悩むことなくメッセージの発信ができます。
TSUTAERUの特徴
・豊富なデザインテンプレートで誰でも直感的に社内報ページを作成可能
・カテゴリ別の編集権限設定や記事公開までの承認フロー管理が簡単
・動画を手軽に撮影・編集できる動画作成機能搭載
・アンケートフォーム作成や既読率計測も可能
公式HPはこちら
Knowledge

Knowledgeは、オープンソースの情報共有サービスです。
ソースコードを公開しているため、完全無料でweb社内報として活用ができますすが、IT知識が必要となるため、導入のハードルは他のツールに比べて高いと言えるでしょう。
Knowledgeの特徴
・無料
・キーワード検索やタグ検索に対応
・記事ごとに「コメント」や「いいね」でフィードバック可
・複数人での共同編集機能
公式HPはこちら
WEB社内報 Z

WEB社内報 Z はglassy株式会社が提供するweb社内報ツールです。
glassy株式会社は20年以上社内報制作に携わっており、社内報に関する高い専門性とノウハウを活かした丁寧なサポートを受けることができます。そのため、紙の社内報もまとめて制作できる点がポイントです。
WEB社内報 Z の特徴
・紙社内報とWebを一括制作可能
・ブログ風の投稿サイトデザイン
・人気記事ランキング表示、トップページに注目記事を固定表示可能
公式HPはこちら
社内報アプリのメリットと導入事例
ここからは、社内報アプリを導入することによるメリットと、実際に導入した企業の事例をご紹介します。
記事が読まれやすくなる
社内報を運用する目的を達成するためには、社内報が「読まれる」ことが必須です。社内報を気軽に読める状態にする上で、アプリを導入することも有効な手段の一つです。
web社内報であれば、スマホから通勤や移動中に気軽に見れるため、場所や時間による制約がなくなり、社内報を読む時間が増えます。

PCを使わない従業員にも、リアルタイムで情報共有ができる
仕事用のPCやメールアドレスを持たない、工場や店舗勤務などの方にも、アプリ対応の社内報であればリアルタイムに届けることができます。

導入目的:人材の定着率向上のために、コミュニケーションの活性化・会社の思いの共有をしたい
web社内報ourlyを選んだ理由
・社用のPCやスマホを配布していない ドライバーや工場の社員が、個人のスマホで見られるため
・スマホで見た際にシンプルで見やすく、使いやすいため
・どのくらい読まれているのかを分析できるため
「PCがない」などの理由でこれまではアプローチができていなかった従業員にも、社内報アプリがあれば働きかけることができます。リアルタイムな情報共有で、組織全体の目線を揃えることができます。
ノウハウ共有が活性化し、事業成果がアップ
アプリで社内報が閲覧できれば、気軽に何度も記事を読み返すことができます。ノウハウの共有のように「気軽にアクセスできる」ことが重要なときに社内報アプリは有効な方法です。

導入目的:ビジョンの浸透
導入後の社内の変化
web社内報によってビジョンの浸透が進み、ビジョンを自分ごと化した社員が自発的にweb社内報にノウハウを蓄積する連載を組む、という動きが生まれた
GMO NIKKO株式会社は、ノウハウが共有/蓄積されていることがコンペの勝率にポジティブな影響を与えていると感じているといいます。
アプリならではの気軽さで、コミュニケーションが活性化
リアクションやコメント機能があるアプリを使用すれば、SNS感覚で従業員がリアクションを取ることができます。

導入目的:社内コミュニケーションの活性化
web社内報ourlyを選んだ理由
社員が書いた記事に対してコメントできるため。ourlyでは、記事に対してみんなで反応し合えて、社員一人ひとりにスポットライトを当てられると感じたため
導入後の社内の変化
世代の垣根を超えたコメントが行き交い、その中に代表や幹部が入り、さらに社内報のコメントが活性化。
株式会社リヴは、アプリでも閲覧できる気軽さに加えて、代表自らが積極的にコメントを行ったことにより、コメントやリアクションの心理的ハードルが下がっているといいます。「代表や経営陣も含めて距離感を縮められるとので、社内の距離感を縮めたい企業にとって役立つ」と話しています。
経営理念が浸透し、社員がビジョンを自分ごと化
経営理念を浸透させるには、「経営陣が繰り返し発信すること」と「従業員が何度も目にすること」が揃う必要があります。アプリを導入することにより、従業員が社内報を閲覧する機会を増やしていくことから始めるのがよいでしょう。

導入目的:経営理念の浸透
導入後の社内の変化
社長の思いが距離のある従業員にも伝わる・社内報の記事が話題に上がる
シコー株式会社に30年以上勤続している木村さんは、「社長と普段直接関わらない多くの従業員にも、社長の想いやビジョンが伝わっている」と感じているといいます。実際に同僚と「あの記事読んだ?」と話題になることもあり、web社内報が身近な存在になっているようです。
社内報アプリのデメリット
さまざまなメリットがある社内報アプリですが、アプリならではのデメリットも存在します。ここからは、社内報アプリのデメリットとその対応策について紹介します。
スマホの操作に不慣れな従業員に情報を届けることができない
社内報アプリは、私用あるいは社用のスマホが必要です。スマホを頻繁に使用しない従業員に対しては、周知を徹底したり、使いやすいアプリを導入する必要があります。
個人の携帯電話で閲覧する場合、情報流出の可能性が高まる
私用のスマホで閲覧できることで、移動時間などの隙間時間に社内報を閲覧することができますが、電車など公共の場で社内報を閲覧することは情報流出のリスクが高まります。社内報に掲載する内容を公共の場で閲覧して問題ないものにするか、社内で情報セキュリティに関して周知する必要があります。
長文のコンテンツには不向き
スマホから閲覧する場合、PCと比べて文章が縦長に表示されます。記事の分量が多くなることにより、記事を最後まで読まなかったり、社内報を閲覧することが面倒だと感じてしまったりするおそれがあります。できるだけ文章を簡潔にしたり、分量が多い場合は記事を前編と後編に分けるなどの工夫をしましょう。
アプリが適している企業
社内報アプリを導入すべき企業とはどのような企業なのでしょうか?ブラウザ上のみのweb社内報ではなく、社内報アプリを導入する方が適している企業の特徴を紹介します。
従業員の移動時間が多い
外回りの多い営業など、移動の多い職種の従業員がいる場合はアプリが適しています。移動時間にPCを開いて社内報を閲覧するのはハードルが高いですが、アプリであればスマホから気軽に確認することができます。
工場・店舗勤務など、PCを使う機会が少ない・社用のメールがない
社用のPCやメールアドレスを所持していない従業員が多い場合はアプリがおすすめです。多くの従業員にリアルタイムで情報共有ができるだけでなく、紙社内報とは違って「従業員が社内報を読んでいるか」が確認できます。
アプリやSNSに対してなじみのある従業員が多い
デジタルネイティブ世代が多い場合や、アプリになじみのある業界の場合もアプリがおすすめです。アプリを直感的に・ストレスなく使用することができれば、社内報を閲覧するハードルが下がり、社内報を身近な存在として認識するでしょう。
自社に適したWeb社内報・社内報アプリを検討しよう
本記事では、おすすめの社内報アプリや、社内報アプリのメリット・デメリット、成功事例や選定ポイントについて紹介しました。自社に合った社内報アプリを導入するお手伝いができますと幸いです。
ourlyではお客様の組織課題をヒアリングをしており、企業様ごとにカスタマイズしたご提案をさせていただいております。検討時期がまだ先でも問題ございませんので、こちらからぜひ貴社の組織課題を聞かせてください。我々が持つ知見を少しでもお伝えして貴社のお役に立てればと思います。