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社内報のインタビューを成功させる秘訣4つ!質問内容例や事前準備の方法も解説

日本の300名以上の企業では約80%の企業が社内報を発行しているといわれています。
そんな社内報の鉄板企画・ネタとして挙げられるのが「インタビュー」です。

インタビューはどの企業でも行うことができる企画ですが、その事前準備やかかる工数などから、なかなか取り掛かれずにいる担当者様も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、社内報におけるインタビューを成功させるためのコツを事前準備から質問内容まで細かく紹介します。

また、社内報の企画にお困りの担当者様はこちらの記事を参考にしていただければと思います。

目次

社内報でインタビュー企画を行う目的とは?

おそらくこの記事をご覧の方は社内報のインタビューをする側(インタビュアー)が多いと思います。

目的が分かりにくい社内報において、工数がかかるインタビューを行なうモチベーションを醸成するためにも、まずは社内報でインタビュー企画を行う目的を明確にしましょう。

社内報においてインタビュー企画を行う目的として、以下の3つが挙げられます。

  • 従業員のモチベーションUP
  • コミュニケーション活性化
  • 会社理解、理念浸透

この目的はインタビューをする対象の相手によって大きく変わりますが、社員へのインタビューであれば、社内に活動を知ってもらいモチベーションUPにつながる場合やインタビューを読んだ他の社員とのコミュニケーション活性化などが目的にされることがあります。

また、社長や役員インタビューであれば従業員の会社への理解が深まったりや企業理念の浸透といった目的がある場合が多いです。

上記の目的はどれも会社にとっては重要になりますので、まずはこういった目的を頭に入れた上で事前準備をすることで、制作側のモチベーションも大きく変わるでしょう。

社内報インタビューの質問項目例

社内報インタビューの種類としては、部署紹介やキャリアパスなどの「仕事・キャリア編」と趣味や休日の過ごし方といった「プライベート編」の2種類に分けられます。

また、インタビュイーは新入社員なのか、社長・役員なのかといった「立場・役職別」にも分けられます。それぞれの具体的な質問内容を紹介します。

【質問項目例】仕事・キャリア編

まずは仕事・キャリアに関する質問です。他部署の業務理解や連携の強化、成功事例やノウハウの共有、社員のキャリアパスの理解促進などにつながります。

【仕事編】

  • 現在の業務内容を教えてください。
  • 今回のプロジェクト成功の要因は何ですか?
  • 困難をどう乗り越えましたか?
  • チームで心がけていることは何ですか?
  • 新たに挑戦したいことはありますか?
  • 他部署との連携で心がけていることは?
  • 仕事で大切にしている考え方は?
  • 部署の特徴や強みを教えてください。

【キャリア編】

  • 今までのキャリアと今の仕事を選んだ理由は?
  • 異動後の仕事で感じたやりがいは?
  • 仕事を通じて得た大切な学びは?
  • 転職を決めた理由と実際のギャップは?
  • 今後目指しているキャリアは?
  • 若手へのアドバイスは?
  • キャリアの転機となった出来事は?
  • 失敗経験から学んだことは?

会社の規模が大きくなってくると、関わりの少ない部署のことはよくわからないといった課題も出てきます。インタビューを通して、部署の特徴や仕事内容を聞くと会社理解が促進されます。

【質問項目例】プライベート編

次はプライベートに関する質問です。社員の人となりの理解や親近感を醸成することで、組織内のコミュニケーション活性化につながります。

【プライベート編】

  • 出身やこれまでの経歴を教えてください。
  • 趣味や特技を教えてください。
  • 最近ハマっていることは?
  • 休日はどのように過ごしますか?
  • 意外な一面や周囲に驚かれることは?
  • 好きな本や映画を教えてください。
  • リフレッシュ方法は?
  • プライベートの目標や挑戦は?
  • GWはどのように過ごしますか?(季節ならではの質問)

【質問項目例】立場・役職別

新入社員や社長・役員など、その立場だからこそ答えられる質問があります。

社長・役員向け

  • 創業の背景や今だから言える創業時の出来事を教えてください。
  • 現在、特に力を入れている経営課題は何でしょうか?
  • 会社が今後目指すべき方向性やビジョンを教えてください。
  • 社長として大切にしている経営哲学や理念は何ですか?
  • 今後、社員に身につけてほしいスキルやマインドセットは何でしょうか?

社長・役員は多くの社員にとって関わりの少ない存在でありながら、会社のことを最もよく知っている存在です。普段なかなか聞けないことを聞くことで、社員は経営陣のビジョンや考えを理解でき、組織への信頼感が高まります。

新入社員向け

  • 出身大学、学部と学生時代に取り組んだことを教えてください。
  • 入社の決め手や理由は何でしたか?
  • 現在、どのような仕事に取り組んでいますか?
  • 会社のどんなところに魅力を感じていますか?
  • 入社後、一番苦労したことや困難をどのように乗り越えましたか?

新入社員の記事は、自己紹介になるだけでなく、新入社員が抱える課題や悩み、価値観を把握することで新人育成やオンボーディングにも活用することができます。

以下の記事では、そんな新入社員紹介企画について、さらに詳しく紹介しています。

社内報インタビューを成功させる事前準備のポイント4つ

社内報のインタビューを成功させるためには事前準備は欠かせません。
事前準備のポイントを大きく4つに分けたのでそれぞれについて細かく紹介します。

  • インタビューの目的を決める
  • 記事の構成と質問内容を決める
  • 社員の巻き込みと事前リサーチをする
  • 事前に質問を共有する

インタビューの目的を決める

最初にインタビューの目的を明確にします。

目的が曖昧だと読者に伝わりづらい内容になりがちです。まずは「なぜこの社員にインタビューをするのか」「どんな効果を期待しているのか」をはっきりさせましょう。

例)
目的:次年度以降の新入社員の不安を軽減する
テーマ:「〇〇部署の新入社員インタビュー~入社半年後のリアル~」
インタビュー対象者:今年度の新入社員

記事の構成・質問内容を決める

目的が決定したら、次にインタビュー記事の構成を決めていきます。また構成を決めると同時に、どのような質問があればインタビューの目的が達成されるのかについても考えましょう。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

社員の巻き込みと事前リサーチをする

質問が決まったら、いよいよインタビュイー(インタビュー対象者)を決定し、準備に入ります。このとき、対象社員の背景や人物像、過去のエピソードを事前にリサーチすることが重要です。

またリサーチをするときは、インタビュイーの知り合いや上司なおdの関係者からエピソードやネタを簡単に聞き出してみましょう。第三者を巻き込むことで、社内報の作成に携わったことになり、完成したインタビュー記事を気になって見てくれる効果もあります。

事前に質問を共有する

事前リサーチが整ったら、インタビュー対象者に質問内容や趣旨を共有しておきましょう。相手との関係性ができていて「生の考えを聞きたい」という目的であれば別ですが、インタビュイーの「何を聞かれるんだろう」「ちゃんと答えられるか心配」といった不安を少しでも減らすためにも、事前に質問内容を簡単に共有すると良いでしょう。

社内報のインタビューを成功させる事前準備については、こちらの記事で詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。

社内報インタビューを成功させる4つのコツ

これまでインタビュー成功には事前の準備が重要と紹介しました。次に、実際のインタビューで相手から話を引き出すためのテクニックを4つ紹介します。

共通の話題などでアイスブレイクを

インタビュー前は、雑談をしてインタビュイーの緊張を解きます。普段からよく会話する顔見知りであっても、アイスブレイクの時間を設けておくのがおすすめです。

アイスブレイクの代表的なものを一部紹介します。

【仕事編】
・今の部署ではどんなお仕事を担当されているのですか?
・普段どんなチームやメンバーと一緒にお仕事をされていますか?
・最近、○○が話題になっていますけど、どのように考えていますか?

【プライベート編】
・最近、休日はどのように過ごすことが多いですか?
・今ハマっている趣味や好きなことってありますか?
・最近見てよかった映画やドラマ、本などありますか?

最初はYes/Noで答えられるクローズドクエスチョンから

インタビューの序盤は、クローズドクエスチョンを使い、相手が答えやすい質問をすることで緊張をほぐします。

相手の緊張がほぐれたら、徐々にオープンクエスチョンを増やし、深い話を引き出します。もし会話が盛り上がらなくなった場合は、再度クローズドクエスチョンを活用し、情報を整理しつつ、オープンクエスチョンに戻すという流れがスムーズです。

クローズドクエスチョン
「新しいプロジェクトは順調ですか?」
「このプロジェクトは成功でしたか?』

オープンクエスチョン
「そのプロジェクトで特に工夫したことは何でしょうか?」
「その方法を選んだ理由を詳しく教えてください」

5W1Hを意識して質問する

インタビューに慣れないうちは「何を質問すればいいのかわからない」「どのように話を深掘ればいいのかわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そのようなときは、「誰が(Who)」「何を(What)」「どこで(Where)」「いつ(When)」「なぜ(Why)」「どのように(How)」を意識すると質の高い情報を引き出すことができます。

Whoこのプロジェクトのメンバーは誰でしたか?
Whatプロジェクトの一番の課題は何でしたか?
Whereプロジェクトの拠点や主要な活動場所はどこでしたか?
Whenプロジェクトはいつ開始され、いつ成功を実感しましたか?
Whyその方法を選んだ理由は何ですか?
How困難をどのように乗り越えましたか?

相手のペースに合わせすぎない

インタビューを行う際に、相手のペースに合わせることは重要ですが、過度に合わせすぎないことも成功のポイントです。相手のペースに合わせることで、リラックスした雰囲気を作ることはできますが、インタビューの目的を見失ってしまうことがあります。

]特に、あまりに時間がかかる場合や、相手が話しすぎる傾向がある場合は、適度に質問を挟んだり、話の方向性を変えたりすることが必要です。適切なタイミングで話を切り替えたり、要点をまとめたりすることで、インタビューの流れを維持し、必要な情報を効率よく引き出すことが可能になります。

このように、相手のペースに合わせつつも、自分の目的をしっかりと持ち、バランスを取ることが、成功するインタビューの鍵となります。

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まとめ

この記事では社内報のインタビューについて詳しく紹介しました。ここで紹介した事前準備のポイントやコツ、質問内容を活用して、インタビューを成功させましょう。また、紙の社内報だけでなく、webの社内報に切り替えることで、リアルタイムな情報発信や定量的な分析が可能になるので、おすすめです。

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この記事を書いた人

大学卒業後、大手施工管理会社を経て、株式会社ネオキャリアへ入社。中途採用領域における法人営業や採用支援、マーケティングに従事する。2024年にourly株式会社へ中途入社し、BtoBマーケティング領域における、ウェビナーや展示会の企画運営やオウンドメディアの運用などに携わっている。

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