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【マインドPJ#2開催】‘自分の矢印’とは「どうありたいかを問う道標」-石井祐季さん-

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『本記事はweb社内報ourlyを用いて投稿された
株式会社リブ・コンサルティングの社内報記事を、一般向けに公開したものです』
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目次

①自分への矢印は自責と他責の二元論ではない

早速なのですが、この「自分に矢印を向ける」のみなさんなりの定義を教えてください。では対義語は何でしょうか?

個人的な解釈の話をするので、そういう理解もあるのねというくらいで聞いていただければと思いますが、僕はそもそも自責と他責の二元論で考えてません。自分の責任ですって言って、思考停止してる状態は自分に矢印を向けるとは言わないですよね。単に自分を責めるとかくよくよ悩むとか立ち往生しているっていう状態も、自分に矢印を向けるとは言わないと思っています。

じゃあどういう風に定義しているかというと、起きている事象に対して対処できる課題と認識し、思考(試行)ができる状態だと考えてます。だから、私は問題解決が可能だと感じられる心理状態に、自分自身を置きたい。そしてこれはマインドの話でもあり、スキルの話でもあるので、自己研鑽可能だと思っています。

②マインドを持つ意義は自分の人生の主導権を持ち続けるため

マインドを持つことの意義は「自分の人生における主導権を持ち続けるため」だと思っています。

自分がこの話をするときによく使う塾講師時代の例があって、山本さんと吉澤さんの話で、誰だよって感じだとは思いますが、内容はスライドを見てください。

僕は吉澤さんから、この「だから、参考書読んだり、問題集解いたり、他科目よりも準備をした」という話を聞いたときに、吉澤さんに僕は勝ててないかもしれないと思いました。吉澤さんは環境に左右されず、何をやれば成果が出るかを考えて実行できる人間であることを証明したんですよね。すごく衝撃的だったのを覚えています。

これでこの話を終えてもいいんですけど、さらに一つ質問すると、皆さん、今日一番会話をした相手は誰ですか?

僕は基本的に最も話をする相手は自分自身だと思っています。

自分で何かをやろうとしたときに、自分と会話をしていることは多くと思うのですが、僕の中で一番大きな声は「めんどくせえな」っていう声ですね。

自分自身のありたい姿を実現する、逆にこうはなりたくない姿にならないようにするという形で、何か目指す姿を実現しようとすると、そこからブレークダウンした目標を達成し続けないと実現しないといけない。

その時に、実は一番ハードルになってるのは、環境でもなく、誰かうざい上司でもなく、自分自身なんですよ。それはさっきの吉澤さんと山本さんの事例が証明してくれたと思います。自分自身が、自己実現のためのストッパーとかハードルになっていることに気づいたときほど、苦しいことはないですよね。

自分自身もそうだし、人に何か伝えるときに一番難しいと思うのは、この志を育てることです。ここが「自分に矢印を向ける」ことの、一番難しいところだと思っています。

「そもそも、与えられた困難乗り越えるだけの生きる意味を持っているのか」ということが問われてしまうので、このマインドはすごくつらいんだろうなと思います。

③日々の積み重ねがなければターニングポイントは生まれない

みなさんは、ダルビッシュさんのターニングポイントの動画を見たことはありますか?

私はこのダルビッシュさんのターニングポイントの話がとても好きで、自分でイメージしたりもするんですが、実際、皆さんこれを今やってみましょう。

皆さんの年齢が2倍になった時を想像してください。その時何もない状態になっています。そこから、今に戻ってきたと思って、今から頑張ろうって、ターニングポイントだ、ってなりますか?難しい人が多いんじゃないでしょうか?

このターニングポイントの話って少しきれいすぎますよね。それはなぜかっていうと、一番思い出に残っているからだと思うんです。でも実際は多分きれいなものではなくて、小さな挫折を繰り返して、ダメな自分と向き合い続けたんだと思います。

結論お伝えしたいことは、「日々何をし続けているのか」ということが、結構地味な話ですが、とても重要だと思っているということです。

④マインドを日々「言語化」すること

では、マインドを日々どのように生かしているかというと、僕は言語化してます。今日、皆さんに残したいキーワードは、「言語化」です。

自分に矢印を向けることが苦手な人ほど、言語化をしてないということが僕は多いと思ってます。

広義の「自分に矢印を向ける」はSTEP0から5まであると思っています。要はSTEP4、5まで進んで、他者に変わったと認知されないと、自分に矢印をむけられていないという認定をされ続けてしまうということです。他者からの変化の認知がないと、「だってあなた変わってないじゃないですか」って言われてしまいますよね。

一方で、狭義の自分への矢印はSTEP0~2。事象の発生を認知して、真因の深堀りをしている状態です。

この狭義の色付けした部分を言語化することがとても大事です。

この「認知」には3段階あります。

直接認知は自分で自己認知している、間接認知は他人からフィードバックされた状況。

平時とは特段何も起きていない段階、有事はクレームに近いインパクトが大きいことが起きてしまっている状況のことです。

ですので、③の「有事間接認知」の段階は否が応でも向き合わないといけないような状況に置かれているということです。

重要なのは①か②、特に①の段階で自分に矢印を向けることです。

自分でそれは解決できるものだと事象を捉えることができ、実際に動き出している状態を自分に矢印を向けると捉えてるので、①の段階からそれはスタートできます。逆にこれを①の段階でクリアすればするほど、すごく楽になれます。だから、クリティカルな課題をクリティカルな状況で早期に解決する必要があります。

一つ、下のスライドの内容を例にお話します。

事象としては、「〇〇の件、どうなっている?」というslackを上司からもらった。という状態です。この時、自分に矢印を向けるのが下手な人はこの×の動き、つまりいきなりソリューションに行ってしまいます。報告はとても大事だと思いました。よく日報にある学びですよね。

これは何がダメなのでしょうか?正確にはダメではないのですが、弱いんです。STEP1と2を飛ばしているので、本当に解くべき課題が何かを考えておらず、深掘りもしていない。Aという事象に対して、Bで対策をしますということ以上の学びがないので、AがA’に変わった瞬間、同じミスをするんですよ。

そうすると、また同じミスをしてるな、自分に矢印を向けられていないな、という話を周りからされてしまい、悩んでしまいます。この状態を脱出するためには、このステップに沿って言語化をしないといけません。

そして、このステップに沿った言語化というのはリフレクションの話になります。スキル、技術です。

言語化をすることで、上司から見ても、マインドの問題なのか、スキルの問題なのかが分かります。だからこそ、このステップに基づいた”言語化”が重要になります。

⑤弱い自分と向き合い過ぎるな、解くべき課題を仲間とともに向き合え

最後に、皆さんからよくいただく質問として、自分に矢印を向けすぎて潰れてしまうのをどう防ぐかということに関しての自分の考えをお伝えします。大きく3つあります。

一つ目は先ほどお話した、「志・ビジョンを育てること」です。これが根本的に一番大事です。

二つ目は「根本課題を解決する」という取り組みを進めることです。

そして、最後は「強くなろうとしない・抱え込まないこと」です。私はマインドは「しなやかさ」に近いと思っています。弱い自分と向き合うことは大事です。ただ大事なのは「弱い自分のまま解決することも可能だ」ということを理解することです。これが自己制御ができているということです。

弱い自分と向き合うのは、どうしても言語化しないといけないです。冒頭、他責でもいいと思っていると話したのは、その瞬間「これって上司もおかしくない?」って思った自分は変えられないですよねということです。瞬間的にそう思ってしまっているので。それを「いや、こんな自分はださい」とか、「こんなふうに思ってしまっては駄目だ」ってねじ曲げるから苦しい。いいじゃないですか、そう思ってしまったのだから。

ただ、それを言語化した上で、どう。アクションに繋げるかは、自分で決められます。別に上司に責任が多少あろうがなかろうが、その後のアクションにはまるで関係のないことです。それを切り分けることです。そのうえで、自分では解決できないと思うのであれば、自分では解決できないことを認めることです。そうなのであれば、誰かに一緒に解決してもらったらいいじゃないですか。

「誰かの力を借りる」というのはすごい技術なんですが、これをないがしろにしている人はマネージャー含めて多いなと思っています。

この技術をもっと磨いた方がいいと思います。自分は弱いと認めて、人から力をお借りすることに、フォーカスした方が絶対に物事はうまく進みます。それはまさに自己制御できている状態、「自分に矢印を向けられている」状態だと思います。

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