社内報KPI設定のための2STEP
先日出した記事では、社内報運用において一番重要ともいえる「社内報目的を決める2STEP」をご紹介しました。
今回はその続きでもある社内報運用における「KPI設定の2STEP」をご紹介いたします。
社内報のKPI設計ノウハウなど
ノウハウや事例を一冊にまとめた、
完全ガイドブックです。
- 目的、KPI設計
- ネタ100選
- 紙からwebへの切り替え方、事例
- 書き方、インタビューのコツ
KPI設定の2ステップ
ourlyでは、社内報運用におけるKPI設定は以下の2つのステップで構成しています。
- 目的に合わせてKPIや目標設定をする
- 数値ベースで改善
それぞれについて詳しく解説します。
STEP1:目的に合わせてKPIや目標設定をする
目的が定まったら、それに合わせた目標設定を行います。
社内報がどういう状態になれば、目的達成したといえるのか、メンバーで話し合いましょう。
紙とwebの場合で目標の設定例をあげます。
紙社内報の場合
紙の社内報では、従業員の紙社内報の閲覧データがとりにくいので、効果測定ではアンケートをとることが多くなります。
例として社内報の目的に対して、それぞれ以下のような項目が考えられます。
- 理念浸透・方針の浸透:
社内報によって、理念に対する共感が深まったか。方針の理解に役立ったか。
- 社員同士の繋がり強化:
社内報がきっかけで、社員同士の新しいコミュニケーションが生まれたか。他の部署が取り組んでいることに興味を持てたか。
- 情報伝達・コンプライアンス強化:
社内報によって、業務上必要な情報を知ることができたか。
ただ、アンケートは忖度された回答が集まる場合もあるので、アンケートの目的を明確にした上で設問の立て方に気をつけましょう。
web社内報の場合
webの社内報の目標設定も、紙の社内報同様、目的に沿って行っていきます。
よくある問題は、webメディアで指標として追っているようなPVなどの目標をたててしまうパターンです。
社内報と一般webメディアの違いをよく理解した上で目標を設定しましょう。
前述した目的に合わせた参考目標設定例です。
単純に記事の発信頻度だけを追ってしまうと、どんな記事でもいいことになってしまうので、目的に沿った記事が出ていることが重要です。
- 理念浸透・方針の浸透:
重要コンテンツの記事の発信頻度、記事の閲覧率(UU)、記事に対してのリアクション率やコメント率
- 社員同士の繋がり強化:
重要コンテンツの記事の発信頻度、部署紹介記事や従業員紹介記事の閲覧率(UU)、それらの記事に対してのリアクション率やコメント率
- 情報伝達・コンプライアンス強化:
重要コンテンツにおいての記事の読了率
またアンケートと併用している企業もいます。
STEP2:数値ベースで改善
目的と目標が決まれば、あとは運用するだけになります。
ただ、運用中も改善のPDCAを回す必要があります。
- 目的を達成するために、さらに改善できることはないか?
- 目標値は高いか低いか
- 数値を改善するための施策でどんなものがあるか?
- コンテンツ作成側はスムーズに運用できているか?
上記のような問いを持ったうえで、数値を改善していきましょう。
また、組織の状態は常に変化していきますので、当初の課題と違う課題が優先度が高くなる場合もあります。
そうなった際は目的に立ち戻り、再度設計していきましょう。
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目的にあった社内報運用を
KPI設定の2STEPをご紹介しました。
多くのクライアントで、目的設計と目標設計ができていないことがほとんどです。
このように文章にするのは簡単ですが、実際に取り組むと難しいものです。
もしお悩みごとがありましたら、お気軽にご連絡ください。