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社内報に適した写真とは?今すぐ使える撮影のポイントや注意点を解説

伝わる記事に変わる! 写真撮影のテクニック5選

社内報のクオリティを左右するのは、実は文章よりも写真かもしれません。また、記事の目的に沿った魅力的な写真を挿入することで、伝えたいメッセージをしっかり社員に届けることができます。

本記事では、実際の写真事例を交えながら、社内報に最適な写真撮影のポイントや注意点を解説します。

目次

社内報に適した写真の基本的なルール

記事の内容によってどのような写真が効果的なのかは変わりますが、基本的に押さえておきたい内容を解説します。

社内の雰囲気や価値観が伝わること

社内報の役割としては、会社の情報をしっかり社員に届けることです。そこで大切になるのは、会社が大事にしている価値観や社内の雰囲気が伝わるような写真を選ぶことです。たとえば、笑顔でコミュニケーションを取っている様子や社員同士が協力して作業しているところなどが挙げられます。

登場する人の表情や動きが自然であること

撮影の場ではどうしても「カメラを意識した表情」になりがちですが、いかに自然なシーンを捉えるかが良い写真につながります。ポーズ写真が必要な場合は、過度に作り込みすぎないように注意しながら、笑顔や視線などを調整して爽やかな印象を作りましょう。

必要な情報がしっかり写っていること

イベントやプロジェクトの写真であれば、どのような活動をしているのか一目で分かる構図を選ぶことが大切です。製品やサービスの紹介であれば、「どのような特徴があるか」「どのような場面で使われるか」などが分かる写真を選ぶことが大切です。

わかりやすいキャプションと文章の組み合わせ

写真だけでなく、その写真に対する説明やキャプションがあると、読みやすく理解しやすくなります。写真を補う情報として、要点を記載することも重要です。

肖像権やプライバシーに配慮すること

個人が特定される場合は本人の許可を得る、または不要な個人情報が写り込まないようにするなどの配慮をしておきましょう。

記事の種類別・内容別における写真パターン

基本的なルールを押さえた上で、記事の種類や伝えたい内容によって写真のパターンを変えましょう。

トップメッセージ・経営方針など会社の方向性を伝える

信頼感や責任感のあるイメージが重要なので、フォーマルな衣装や落ち着いた背景を意識しましょう。また場合によっては、経営陣が明るい表情で「前向きなビジョン」を語っているようなカジュアルな要素も取り入れることが重要です。経営陣の人となりも伝えることができれば、現場や社員も社内報のメッセージを受け止めやすくなります。

【写真例】
・経営陣のポートレートや講和シーン
・役員・リーダー陣が集まっている場面
・会社の象徴(昔の本社・ロゴ看板・創業のゆかりの場所)

トップメッセージ・経営方針などの方向性を伝えるための写真例

新製品・新サービス紹介

製品の特徴や魅力が一目で伝わるよう、なるべくシンプルでわかりやすい構図を選びましょう。また「どんな状況で使われるのか」や「企画や製造過程の工夫」がイメージしやすいような写真を意識しましょう。

【写真例】
・新製品の外観や使用シーン
・製品開発に関わった社員が製品を手にしているシーン
・実際にユーザーが利用しているようなイメージカット(製品の機能がわかるような場面)
・企画会議や製造をしている風景

新製品・新サービス紹介

社員インタビュー・座談会

インタビュー対象者の人となりが伝わるように、明るい室内を選び、顔の表情が柔らかく見えるように工夫しましょう。また、話している瞬間やリアクションをリアルに捉えるためにインタビュー中に写真撮影をおこなうこともポイントです。

複数人が写る場合は、配置や向きにも配慮し、誰が話しているのか分かりやすい写真を撮影しましょう。

【写真例】
・インタビュー対象者のポートレート(自然な表情・姿勢)
・座談会の様子を引きで撮影したシーン
・会話している雰囲気がわかるカット

社員インタビュー・座談会

社内イベントの開催レポート

イベントの規模感や雰囲気が伝わるように、複数枚の写真(全景カット、アップ、参加者の表情など)を使い分けましょう。参加者が楽しんでいる表情が写っていると、社員にとってもポジティブな印象を持ちやすい傾向にあります。また、個人が特定されにくい形で全体を写した写真と、数名がアップで写っている写真をバランスよく組み合わせると魅力的な社内報になります。

【写真例】
・イベント参加者の集合写真
・イベントでの講演・プレゼンをしている場面
・ワークショップやチームビルディングなどのアクティブな様子

社内イベントの開催レポート

アワード・社内表彰

受賞した人たちの喜びや達成感が伝わる表情を撮影しましょう。また、表彰状や盾など、受賞を象徴する小物がしっかり写っていると伝わりやすいです。社内報に掲載するときの工夫としては、受賞理由や背景をキャプションで紹介しましょう。より社員の理解も深まります。

【写真例】
・受賞者の表彰シーン(表彰状やトロフィーを受け取っている場面)
・受賞者のピンの写真
・チームでの集合写真や「やりきった感」が伝わる笑顔のカット

アワード・社内表彰

明日から実践できる!写真撮影のポイントと注意点

実際に社内報に掲載する写真は、社内報を運用されている担当の方が撮影されることが多いのではないでしょうか。撮影のときに意識しておきたいポイントをご紹介します。

①撮影場所の環境を整える
・背景に余計なものが写らないよう、事前に整理整頓を行う
・明るさや自然光を調整し、できるだけ明るく柔らかな印象になるよう心がける

②インタビュイーの自然な表情を引き出す
・緊張をほぐすため、撮影前に軽い雑談やアイスブレイクを行う
・インタビュー中も撮影をおこない、自然な仕草や表情を抑える

③構図やアングルにこだわる
・バストアップ(胸から上)や全身の写真、手元や目線など、複数パターンを撮影する
・対談形式であれば、インタビュアーとの会話風景を横から撮影するのも効果的

④インタビュー内容に合わせた写真を撮る
・インタビュー内容に関連した場所やアイテムと一緒に撮影すると、記事との統一感が出る
・話題に出た本や道具など、話に具体的に関連する小物を活用する

⑤撮影枚数は余裕をもって多めに
・目をつぶったり表情が硬かったり、失敗写真も出やすいため、必要な枚数の2倍以上を撮影する
・縦横や引き・寄りなど、バリエーション豊かに撮影することで後の編集作業で選択肢が広がる

社内報の記事で写真を挿入するときの工夫

実際に撮影した写真は、どのような点を意識して記事に入れれば良いのでしょうか。

1スクロールに1枚を意識

記事の途中で読者を飽きさせないために、1スクロールあたり1枚の写真を入れることを意識しましょう。長い記事の場合は、400文字〜500文字ごとに1枚の写真を入れると効果的です。

同じ構図は繰り返し使わない

同じ構図の写真を繰り返し使うと、単調な記事に見えます。インタビューの目的や発言内容によって必要となるカットはさまざまですが、異なる構図の写真を使うことで記事にリズムができます。

また詳しい構図やテクニックについては、こちらの資料でも解説をしておりますので、ぜひご活用ください。

同じ構図は繰り返し使わない

記事中のストーリー展開と合わせる

記事の内容を伝えることを手助けするために、時系列やテーマ別に写真を入れていきましょう。例えば、セミナーやワークショップなら「講演シーン → グループワーク → 発表」のように経過がわかる写真を並べるといった形です。

また社員インタビューで、「過去の苦悩 → 工夫したこと → 今後の展望」といった内容を話している場合は、真面目な表情から徐々に表情が柔らかくなるように並べていきましょう。

記事中のストーリー展開と合わせた写真の例

まとめ

社内報に適した写真は、企業の文化や価値観が伝わる「自然でポジティブな雰囲気」が基本となります。ただし、記事の目的や内容ごとに「何を最も伝えたいか」を明確にし、その要素が一目で伝わる写真を選ぶことが大切です。

・経営トップからのメッセージや新製品の情報、イベントや社員の活躍など、内容に応じて必要とされるビジュアルは異なる
・共通するのは、写真を見た人が「記事の意図や背景を直感的に理解できる」こと
・社内報は従業員同士の交流のきっかけとなる役割もあるため、「当事者意識」や「親しみやすさ」が伝わる写真選びを心がける

これらを意識して撮影・選定をすることで、読み手にとって分かりやすく、会社の雰囲気や活動内容がしっかりと伝わる社内報が出来上がります。

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この記事を書いた人

大学卒業後、大手施工管理会社を経て、株式会社ネオキャリアへ入社。中途採用領域における法人営業や採用支援、マーケティングに従事する。2024年にourly株式会社へ中途入社し、BtoBマーケティング領域における、ウェビナーや展示会の企画運営やオウンドメディアの運用などに携わっている。

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