【事例100選】社内イベントの企画アイデア|成功のポイント、運営手順

コロナウイルスなどの影響で、これまで行っていたオフラインの社内イベントが開催できない会社も多いのではないでしょか?
そこでこの記事では社内イベントの目的や効果、オンライン社内イベントのメリットやデメリットを解説し、実際に社内イベントに活用できる企画案100選を目的や状況別に分けて紹介します。
また、社内コミュニケーションを活性化させる施策・事例をまとめた資料もご覧いただけます。詳しくはこちらをご覧ください。
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社内イベントの目的・効果
社内イベントを行う目的や社内イベントによって得られる効果としては、主に以下のようなことが挙げられます。
- 社員コミュニケーションの円滑化
- 社員のモチベーション向上
- 従業員の定着率向上
- 理念・ビジョンの浸透
実際に多くの企業で以上のことを目的として社内イベントを実施し、効果を実感していることが、人事労務分野の情報機関である産労総合研究所の調査で明らかになっています。特に多くの企業が目的・効果として挙げているのは、「社員コミュニケーションの円滑化」です。
この章では、それぞれについて詳しく説明します。
(引用:産労総合研究所, 『2020年 社内イベント・社員旅行等に関する調査』, <https://www.e-sanro.net/share/pdf/research/pr_2101.pdf>, 2022年9月閲覧)
社員コミュニケーションが円滑化
社内イベントを行うことで、これまで業務上の接点しかなかった人同士でも、業務外のところでコミュニケーションを取る機会を作れるため、お互いの人となりを知るよい機会となり、今後のコミュニケーションをより円滑に行えるようになる効果が期待できます。
もともと接点がなかった他部署の人とコミュニケーションを取れる機会でもあるので、社内イベントをきっかけにして、部署を横断した取り組みなどがスタートする可能性もあります。
社員のモチベーション向上
社内イベントを行うことで、同僚や他部署の社員とのコミュニケーションが活性化・円滑化し、社員はより居心地のよさを感じるようになります。
居心地がよいと感じると自然とモチベーションが上がり、会社への帰属意識が高まることも期待できます。
社内イベントの内容によってはチームプレーを求められることもあり、そういったイベントは、社員同士の一体感を生んで帰属意識を高めるのに非常に効果的です。
従業員の定着率向上
さらに、モチベーションや帰属意識の向上は、社員の離職率低下に大きな効果があります。
近年、仕事や働き方が多様化して選択肢が増えてきていることで、優秀な人材が社外に流出してしまうことが問題視されるようになってきています。
仕事の内容や働く環境に対する社員の満足度を上げることで、人材の外部流出を防ぎやすくなりますが、社内イベントはその一助となる可能性があります。
理念・ビジョンの浸透
社内イベントでは自分と同じレイヤーの社員だけではなく、普段はなかなかコミュニケーションを取ることができない経営層・上層部の社員と、コミュニケーションを取れることもあります。
ランチ会や懇親会などでは、一方向ではなく双方向のコミュニケーションが生まれるため、経営層・上層部の社員がどのような考えを持っているのかを聞くことができる一方で、自身が普段業務を行っている中で感じている疑問などをぶつけることもできます。
社内イベントの場で会社の理念やビジョンへの理解が深まり、より帰属意識が高まれば、今まで以上にモチベーション高く仕事に取り組むことができるでしょう。
【目的・条件別】社内イベント企画ネタ100選

社内イベントの企画を考えるにあたっては、さまざまな切り口からイベント内容を検討しなければなりませんし、複数回行うのであればいろいろな案が必要になります。
そこで以下では目的や条件別に分けた社内イベントの企画ネタ案80選を紹介しますので、社内イベントの企画を考える際の参考にしてみてください。
簡単に開催できる社内イベント
まずは、工数などを大きくかけずに簡単に開催できる社内イベントを紹介します。
- ラジオ体操
- カードゲーム
- ボードゲーム
- 映画・動画鑑賞会
- おすすめの商品(本など)紹介
- スイーツの持ち寄り
- お菓子・料理の持ち寄り
- ウォーキングミーティング
- オフサイトミーティング
- ホテルディナー
オンラインで開催できる社内イベント
さらに、オンライン上で開催ができる社内イベントの企画案を紹介します。
- オンライン朝活
- オンラインランチ会
- オンライン飲み会
- オンライン動画観賞会
- オンライン謎解き
- オンラインビンゴ
- オンライン人狼
- e-sports大会
- オンラインアイデアソン
- ワードウルフ
- 絵しりとり
- 水平思考ゲーム
- オンライン輪読会
- ウェビナー
- オンライン事業合宿
交流促進のための社内イベント
ここからは、目的別に社内イベントを紹介します。まずは交流促進を目的とした社内イベントの企画案44選を紹介します。
- 運動会
- ファミリーデー
- シャッフルランチ
- 新年会忘年会
- 誕生日会
- 社員旅行
- 海外旅行
- 日帰り旅行
- 駅伝
- バーベーキュー
- クリスマスパーティー
- ハロウィーンイベント
- サバイバルゲーム
- ボーリング
- カラオケ
- 野球大会
- フットサル
- ブラインドサッカー
- スポーツ観戦
- キャンプ
- グランピング
- 脱出ゲーム
- 花見
- オクトーバーフェスト
- 納涼会
- ボルダリング
- ビンゴ大会
- クイズ大会
- 社内での夏祭り
- 芋煮会(料理イベント)
- 社内でケータリング
- バスツアー
- かくれんぼ
- 演劇鑑賞
- ウインタースポーツ
- マリンスポーツ
- 屋形船貸切
- ハイキング
- フライデーイベント
- 食べ物系フェスへの参加
- 社内ヨガ
- ロゲイニング
- ビジネスゲーム
- リアル鬼ごっこ
- 脱3密運動会
- みんなでソロキャンプ
- ゴルフコンペ
- 社内バーの設置
- ドレスコードの実施
モチベーションアップできる社内イベント
そして、従業員のモチベーションアップが期待できる社内イベント10選を紹介します。
- 合宿
- 全社員参加型の会議
- キックオフイベント
- 朝活での掃除
- 朝活での研修
- 祈願お参り
- グループワーク
- 新春書き初め会
- 海外でのイベント開催
- 社員による講演会
- ファミリーデー
- 職場体験・インターンの受け入れ
- 社内制度の社内コンペ
- 初詣
- みんなでワーケーション
理念浸透ができる社内イベント
最後に、従業員に理念浸透が期待できる社内イベントの企画案5選を紹介します。
- 表彰式
- セミナー
- 周年記念の動画制作
- 周年記念の企画コンペ
- 周年記念イベント
- ボランティア活動
- タウンホールミーティング
- 社員総会
- 新規事業の社内コンペ
- 経営陣とのランチ会
- 経営陣による講演会
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社内イベントを成功させる7つのポイント

社内イベントを成功させるためには、しっかりとした企画を立てることと当日の進行をきっちり行うことの両方が大切です。
以下では、企画と進行それぞれにおいて重要なポイントを説明します。
女性社員の参加しやすいイベントを企画する
社内イベントと言えば、多くの社員が参加する一大行事のような印象がありますが、実は社内イベントに「参加したい」と前向きに考える社員がいる一方で、「参加したくない」と感じている社員も同じぐらいいるのが実情です。
イベントの内容によって参加意欲に違いはありますが、総じて女性のほうが男性よりも社内イベントに対する参加意欲が低い傾向にあります。
社内イベントを成功させるためには、女性社員が率先して参加したがるような内容のイベントを考えることが、ひとつの大きなポイントとして挙げられるかもしれません。
(引用:株式会社アスマーク, 『社内コミュニケーションに関するアンケート調査』, <https://www.asmarq.co.jp/data/mr201906jobcom/>, 2021年2月閲覧)
新年会・忘年会・歓送迎会・お花見は積極的に行う
新年会・忘年会や歓送迎会・お花見は、男女共に参加意欲が高い傾向にあります。
その一方で、ボーリングや運動会・社員旅行などは参加意欲があまり高くない傾向にありますが、これらのイベントは拘束時間が長いことが参加意欲に影響していると考えられます。
特別な意味を持たせたわけではない「定期的な飲み会」に対しての参加意欲が高いことも併せて考えると、「コミュニケーションをとる」ということに焦点を当てたイベントの人気が高い、と言える傾向にあるようです。
(引用:株式会社アスマーク, 『社内コミュニケーションに関するアンケート調査』, <https://www.asmarq.co.jp/data/mr201906jobcom/>, 2021年2月閲覧)
社員が参加したいイベントの要素を理解する
社員に「自ら進んで参加している」という気持ちを抱いてもらうためには、「社員が参加したいイベント」の要素を理解しなければなりません。
実際に何人かの社員に話を聞いてみて、得られた意見を要素分解することで、社員イベントにとって重要な要素を把握することができるでしょう。
この時、社内イベントの内容だけでなく、現在の職場に対する意見や不満・改善すべき点なども併せて調査しておくことで、目的に沿った社内イベントを行いやすくなります。
実際に参加してよかったと思われているイベントを把握する
過去に行われた社内イベント時にアンケートなどを取っているのであれば、それらを見返して社員の満足度が高かったイベントを把握するというのも、効果的な方法です。
「ぜひともまた参加したい」という社員が増えると、その社員と接点のある社員の参加意欲が高まる可能性があるのも、重要なポイントと言えるでしょう。
過去のイベントはどのような層に対する満足度が高かったのかを調査することで、より多くの社員を巻き込める社内イベントの案を生み出せる可能性が高まります。
メンバーの選出
社内イベントはイベントの内容が重要なことは言うまでもありませんが、参加者を増やすためには「誰が」イベントの企画を行うかも、重要なポイントです。
企画者と仕事上で付き合いがあったり接点があったりすると、「じゃぁ参加してみようかな」と考える社員も多いであろうことから、なるべく多くの部署と関わりのある社員を選ぶのがおすすめです。
ただし、多くの部署と関わりのある社員は業務量も自ずと多くなりがちなので、社内イベントの企画担当に任命することでオーバーワークになってしまわないよう、十分配慮する必要があります。
定期的にリマインドを行う
社員の参加率を高めるためには、定期的なリマインドが欠かせません。
直前にリマインドを行われてもすでに予定が入っているかもしれませんし、あまりに前からアナウンスされても先のことすぎて忘れてしまう可能性が高いので、適切なタイミングで繰り返しリマインドを行うことを心がけましょう。
毎回同じような内容でのリマインドだとスルーされてしまう可能性もあるので、タイミングによって訴求方法を変えることも、参加率の向上には効果的です。
目的を明確にする
今回の社内イベントはどのような目的のもとで行われるかについて、イベント企画者は参加者にきちんと伝えることが望ましいです。
目的が曖昧だと社員の参加意欲が高まらないだけでなく、継続的な実施につながらない可能性があるので、社内報なども利用しながら継続的に目的の周知を行いましょう。
目的が明確だと企画側の足並みもそろいやすいため、企画側の社員の負担を増やさないようにするという観点からも、重要なポイントです。
社内イベントの企画・運営ステップ

社内イベントの企画を初めて行う場合、どのようにして進めるべきか分からないかもしれません。
以下では、社内イベントの企画の進め方について順に詳しく解説します。
手順(1)目的を決める
「社内イベント成功のポイント」でも触れたように、企画を考えるにあたっては何よりも先に目的を決めることが重要です。
「部署の垣根を越えてコミュニケーションを活性化させる」「新入社員を中心に会社の理念を浸透させる」など、何を目的として社内イベントを行うのかをはっきりとさせましょう。
手順(2)目的にあった企画内容を決める
目的が決まれば、その目的を達成するために最適な内容の企画を検討します。
「コミュニケーションの活性化」が目的だったとしても、「他の部署との」「チーム内での」など、対象をどのように設定するかによって企画の内容や方向性が変わってくるため、企画者自身が目的についてしっかりと腹落ちしている必要があります。
手順(3)日時を決める
企画の内容が決まれば、実際に社内イベントを行う日時を決定します。
できるだけ多くの社員に参加してもらうためにも、参加しやすい曜日や時間帯で行うことを心がけ、繁忙期などは避けるようにしましょう。
手順(4)メンバーを決める
社内イベント当日の運営を行ったり、定期的にリマインドを行ったりしてもらうメンバーを決定します。
参加者が多く集まるように、多くの部署と接点がある社員を選んだほうがよいことは、先ほどお伝えした通りです。
場合によっては運営側の意図を組んで行動してくれる、いわゆる「サクラ」がいたほうが盛り上がることもあるので、そのような場合はイベント当日までに適任者にサクラの打診をしておきましょう。
手順(5)プログラム、マニュアルを作成する
目的・内容・日時・メンバーが決まれば、あとはイベント当日に向けてプログラムやマニュアルを作成します。
イベント当日に参加者が何の問題もなく楽しめるためだけでなく、企画側がスムーズに運営を行えるようにするためにも、プログラムやマニュアルは重要です。
あらかじめ想定しうる問題があるのであれば、その内容および対処方法をマニュアルに記載しておくことで、当日も自然な対処が可能になります。
手順(6)開催後は報告書を作成
社内イベント開催後は、今後の社内イベント実施の際に活かせるように、報告書を作成します。
企画側が振り返りを行うのはもちろんですが、参加した社員にアンケートを取っておくなどすることで、今後の社内イベントをより有意義なものにするためのデータとなります。
社内イベント開催時には三密回避への考慮も

昨今の情勢を鑑みると、社内イベント開催時に新型コロナウイルスに感染してしまうことを防ぐために、企画・運営の段階から三密を回避するための考慮は必要不可欠です。
社内イベントの内容や参加人数にもよりますが、大勢が集まるようなイベントになる場合は、以下のような準備も必ず行っておきましょう。
- アルコールによる手指消毒の徹底
- 運営スタッフや参加者の手洗いおよびうがいの徹底
- 全扉の開放と定期的な換気の徹底
- マスク着用での実施
- 使い捨て手袋の着用
社内イベントのオンライン実施のメリット・デメリット
三密を避けるという観点から考えると、社内イベントをオンラインで実施するというのも選択肢のひとつとして考えられます。
以下では、オンラインで社内イベントを行う場合のメリットおよびデメリットについて、説明します。
社内イベントをオンライン実施するメリット
同じ条件で参加できる
イベントを本社で行う場合は支社に勤務している社員は参加しにくい、休日にイベントを行う場合は開催地と自宅が離れていると行くのが億劫になる、などの問題点が生じます。
オンライン開催であれば、すべての社員が同じ条件で参加することができます。
参加のハードルが低い
パソコンやタブレットなどがあれば参加できるため、イベント参加へのハードルが低く、イベントが行われる時間のみ都合を付けるなどのやりくりを行いやすいです。
基本的には個人での参加になるので、社内に知り合いが多いかどうかに関わらず参加しやすいのも、大きなポイントと言えます。
コスト削減につながる
オフラインで実施する場合はイベント会場などを利用するための費用が必要になりますが、オンラインで実施する場合はその費用が必要ないので、コスト削減につながります。
オンライン実施のデメリット
反応が見えにくい
イベント参加者が多いと、各参加者はパソコンなどの画面上で小さく分割されたスペースにしか映りません。
そのため表情などが読み取りにくく、楽しんでいるのか・喜んでくれているのかなどの反応が分かりにくい可能性が高いです。
沈黙が長く感じてしまう
オフラインのイベントでは、参加者それぞれがイベントの空気感を肌で感じ取りやすいため、沈黙が苦になりにくいです。
しかしオンラインでの実施になると沈黙が長く感じやすく、「盛り上がりに欠けている」というような印象を与えてしまう可能性があります。
運営が複雑になる
接続が不安定になったり音声障害が起きてしまったりした場合などに備えて、運営側はあらかじめ対処方法を考えておかなければなりません。
オンラインでのコミュニケーションツールを使い慣れていない社員が多い場合、イベント自体がうまく進行できない可能性もあります。
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