web社内報の成功事例10選|紙社内報との違い、メリット・デメリット

あなたの会社ではweb社内報を運用していますか?
「web社内報を運用しているけど、なかなか社員に読んでもらえない・・・」そんな悩みを持っている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、web社内報の成功事例を中心に、運用ポイントやweb社内報のネタアイデアを解説します。
こちらの記事では、Web社内報ツールが注目される背景からメリット、ツールの選定ポイントまでを幅広く紹介していますのでぜひご覧ください。

また、web社内報に関わらず社内報のネタや作り方などはこちらの記事で解説していますのでぜひご覧ください。

社内報におけるお役立ち資料をご覧いただけます
社内報は、企業の情報共有や社員間コミュニケーションの促進などに効果的な手法です。社会的に人材の流動化が激しくなり転職が当たり前になる中で、社内報を通した情報共有の重要性はさらに高まっています。
従業員に読まれる社内報の効果的な制作・運用を目指したい方に、今まで多くのインナーコミュニケーションや社内報を検討してきたコンサルティングの立場から、各種お役立ち資料をお届けします。
社内報のKPI設定方法や執筆方法、ネタ、ツール比較など、お困りの担当者はぜひ参考にしてみてください。
社内報の役割

そもそも社内報とはどんな役割を果たしているのでしょうか。
社内報の役割は主に以下の3つです。
- 理念・ビジョンの浸透
- 情報発信・共有
- 心理的安全性の醸成
それぞれ詳しく解説します。
理念・ビジョンの浸透
社内報の役割、1つ目は理念・ビジョンの浸透です。
社内報は社内全体に発信することに長けています。
ですので、普段関わりの薄い社員に対しても、社内報を用いて、経営層の思いや理念・ビジョンを共有し、浸透させます。

情報発信・共有
社内報の役割2つ目は、情報発信・共有です。
企業の規模が大きかったり、人数が増加中だと、他部署の情報や取り組みを知る機会が少なくなります。
そのため、社内報という手段を使って、全体の取り組みや情報を共有します。

コミュニケーションの活性化
社内報の役割3つ目はコミュニケーションの活性化です。
全体に各部署の取り組みや社員の活躍を発信することで、組織や個人についての理解が深まり、コミュニケーションの活性化につながります。
社内報の目的や役割についてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

web社内報と紙社内報の違い-メリット・デメリット-

社内報には、web社内報と紙社内報の2種類があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、社内報の導入を検討する際にはしっかりと理解しておきましょう。
以下で詳しく解説します。
web社内報のメリットとデメリット
web社内報のメリットとデメリットを説明します。
web社内報のメリット
- 移動中など、スマホで気軽に見れる
- リンク・動画で共有できる
- 自由に更新・加筆修正できる
- コメントやリアクションなど、双方向のコミュニケーションができる
- スピーディーに発信できるため情報の鮮度が高まる
- 閲覧数などを記録・確認できる
- 開発・郵送などのコストが必要ない
web社内報のデメリット
- ネット状況に依存する
- 更新頻度が落ちたり、魅力あるコンテンツを制作しないと読まれない
紙社内報のメリットとデメリット
紙社内報のメリットとデメリットを説明します。
紙社内報のメリット
- 社員の家族にも郵送できる
- デザイン、レイアウトに独自性を出せる
- 家族や周囲に、きちんとしたイメージをつけやすい
紙社内報のデメリット
- 編集・印刷・配布・郵送の手間とコストがかかる
- 情報の鮮度が落ちる
- 閲覧数を測定しにくい
それぞれのメリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。

社内報をSharePointで作成する事例2選
下記の事例は、SharePointを用いて社内報の作成や情報共有を効率的に行う方法を示しています。それぞれの事例で課題が解決され、組織内のコミュニケーションや知識共有が向上しました。
ディスカバリーズ株式会社
ディスカバリーズ株式会社は、SharePointを活用して情報共有の効率化を図った事例です。このコンサルティング会社では、社員が外出先からもファイルにアクセスする機会が多く、情報共有のスムーズな仕組みが必要でした。SharePointの導入により、情報共有はもちろん、情報発信やコミュニケーションも活性化し、テレワーク環境も実現しました。さらに、社員の働きやすい環境を構築した結果、産休・育休に伴う離職率が0%にまで低下しました。
(引用:NotePM, https://notepm.jp/blog/10923,2023年9月27日閲覧)
淡路印刷株式会社
淡路印刷株式会社もまた、SharePointの具体的な活用事例を提供しています。この会社の課題は、コミュニケーションコストの増大でした。Office 365を導入していましたが、SharePointの活用が不足していたため、情報共有の基盤としてSharePointを活用することを決定しました。特に顧客とのコミュニケーションの効率化において、OneDrive for Businessを活用し、顧客フォルダを作成しました。これにより、顧客とのデザインデータの確認が効率的に行え、営業担当者が紙のデータを持ち歩く必要もなくなりました。また、クラウド上でデータが保管されるため、過去のデータへのアクセスも容易になりました。この取り組みにより、業務効率が大幅に向上しました。
(引用:NotePM, https://notepm.jp/blog/10923,2023年9月27日閲覧)
web社内報の成功事例10選
web社内報ツール「ourly」は、さまざまな企業に導入いただいております。
ここでは、web社内報ourlyでの活用事例を5選、その他の企業のweb社内報事例を5選の合わせて10選を紹介します。
マクロミル

(引用:株式会社MACROMILL,社内報アワード2019、マクロミルの『ミルコミ』がグランプリ受賞 紙、Web、動画の3部門で受賞した唯一の企業に<https://www.macromill.com/press/release/20191017.html>,2019年10月17日公開)
マクロミルは、『社内報アワード2019』では紙社内報がグランプリを受賞するほか、web社内報、動画社内報でもブロンズ賞を受賞し、紙・web・動画の3部門で受賞した唯一の企業になりました。
他にも、2019年度経団連推薦社内報審査の雑誌・新聞型社内報部門、およびWEB社内報部門において、1位の作品に贈られる「優秀賞」に選出されています。
2020年現在、日本で一番評価されている社内報と言っても過言ではないでしょう。

マクロミルでは、2002年から紙社内報「ミルコミ」を発刊していましたが、拠点が一気に増えたことから、2013年にweb社内報「NOW」を立ち上げました。
最新の情報を即座に伝えるという”今”を重視したweb社内報「NOW」と
経営陣や社員一人ひとりのストーリーや想いといった”リアル”を重視した紙社内報「ミルコミ」といった風に目的によって使い分けて、発信しているそうです。
web社内報「NOW」には、さまざまなコンテンツがあります。
社員のモチベーションを上げるために新卒MVPなど表彰された人のページが見れたり、
「称えてミル」という社員を褒めるためのコンテンツがあったりします。
コンテンツの種類も豊富ですが、一目で見てニュース内容がわかるほどのデザインもマクロミルの社内報が素晴らしい要素のひとつでしょう。
エン・ジャパン

(引用:en soku!,<https://www.en-soku.com/>,2022年2月28日閲覧)
エンジャパンの社内報「en soku!」は、『社内報アワード 2018』Web社内報部門においてゴールド賞を受賞しました。
「en soku!」には2つの大きな特徴があります。
1つ目の特徴は、「社内」報なのに、社外に一般公開されているということです。
ただの自社メディアじゃないの?って思われがちですが、内容はあくまで以下のように「社内」向けでした。
こうした社内報のあり方には、「人」、そして「企業」の縁を考える というエンジャパンの理念が影響しているのでしょう。

2つ目の特徴は、社員一人一人が記事を更新していることです。
エンジャパンの社内報には、ライターや社内報担当者はいません。
そうすることで、社員それぞれの個性が出る記事となり、面白くて楽しい社内報を作り上げています。
カルビー
カルビーは2017年に紙社内報とweb社内報において、3年連続となるダブル受賞を果たしています。(さらに紙社内報は『社内報アワード 2020』において、ゴールド賞を受賞しています。)

(引用:Calbee,カルビーグループのイントラネット「LOOP plus WEB」3年連続「経団連推薦社内報」審査で受賞<https://www.calbee.co.jp/newsrelease/170316.php>,2017年3月16日公開)
以前は硬めなデザインでしたが、カルビーらしさを出すために自然の恵みや収穫をイメージしたイラストを大きく使い、楽しく明るい雰囲気を打ち出すデザインに変更しました。

web社内報の人気コンテンツとして、会長と社長のブログがあります。
お二人の常日頃の気持ちを気軽に書いてほしい、という想いからブログになったそうです。
内容は固いものから柔らかいものまでさまざまです。
また、一方的な発信ではなく、コメント欄を利用して双方のコミュニケーションが取れるような運営をしています。
経営層と一般社員の気軽なコミュニケーションが、風通しの良い企業風土を作り上げています。
野村ホールディングス
野村ホールディングスも紙社内報とweb社内報のどちらも運営しています。
紙社内報においては、『社内報アワード 2018』でゴールド賞を受賞するほどのクオリティを誇っています。
web社内報で発信されているのは、ビジネスに関するニュースや経営陣のメッセージです。
面白いコンテンツがあるわけではないそうですが、社員に必要な情報をタイムリーに届けるため、毎日1~3記事をアップする、非常に更新頻度の高いweb社内報となっています。
ベーシック
ベーシックは、2019年度経団連推薦社内報審査のWeb社内報部門において、「総合賞」を、「社内報アワード2020」のWeb/アプリ社内報部門において、「ブロンズ賞」を受賞しました。

(引用:PR TIMES,ベーシックのWeb社内報「b-ridge」が社内報アワード2020にてブロンズ賞を受賞,<https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000297.000006585.html>,2020年10月15日公開)
ベーシックのweb社内報「b-ridge」は、「社内情報共有」「社内活性化」「コンピテンシー(社内行動規範)強化」の3つの経営課題を解決することを目的に運営しています。
編集メンバー8人全員が兼務でありながら、月7本以上の記事を公開しているそうです。
前述の3つの経営課題解決を社内報のゴールとし、それぞれ以下のように定義しています。
- 「社内情報共有」:社内報によって、制度や事業・人について理解が進むこと
- 「社内活性化」:社内報が、社内メンバー同士のコミュケーションのきっかけとなること
- 「コンピテンシー強化」:社内報によって、社内で掲げている行動規範が強化されていること
社内報担当者はこれらを意識することで、目的からぶれる事なく、スピーディーにweb社内報を発信しているのです。
web社内報のネタアイデア5選

web社内報を実際に運用する際、web社内報のネタに困っている人も多いのではないでしょうか。
ここでは、今すぐ使えるweb社内報のネタアイデア5選を紹介します。
社員インタビュー
ネタアイデア1つ目は、社員インタビューです。
活躍している社員や若手社員をインタビューしてみましょう。
内容は、普段の業務内容や仕事に対する姿勢、その社員の1日の生活などさまざまです。
また、社員インタビューを社内報に載せることで、社員同士の相互理解を深めたり、心理的安全性醸成につながったりなどのメリットもあります。

業務紹介
ネタアイデア2つ目は、業務紹介です。
社員の人数が増えれば増えるほど、社内にどのような業務・職種があるのか、詳しい業務内容までは知られていないことがあるため、多くの社員に読んでもらえるでしょう。
円滑な部署異動や他部署連携にもつながるメリットがあります。
社内制度特集
ネタアイデア3つ目は、社内制度特集です。
企業によっては、福利厚生が充実しているが、社員に知られていないが故に使われないケースがあります。
また、会社独自の福利厚生や制度を設けているところもあるため、社員に使ってもらえるよう紹介してみましょう。
経営層のメッセージ
ネタアイデア4つ目は、経営層のメッセージです。
リモートワークの導入が進んだことでさらに、経営層の想いを直接伝える機会は減りました。
普段なかなか伝えられない分、web社内報を用いて経営層のメッセージを発信しましょう。
経営層のメッセージは企業文化の浸透・醸成や従業員エンゲージメントの向上につながります。
ランキング
ネタアイデア5つ目は、ランキングです。
アンケートなどを実施し、「〇〇な人ランキング」を発信してみましょう。
参加型のコンテンツになるため、社員にも楽しんでもらえることができます。
web社内報の企画ネタについてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

コロナ禍における情報発信の重要性

最後に、コロナ禍において各企業が情報発信することの重要性について説明します。
昨今はVUCA時代と呼ばれていますが、新型コロナウイルスの蔓延でその流れは加速し、倒産する企業や業績が悪化する企業が相次いでいます。
そんな時代の中で、重要なのが情報発信です。
企業の目指す方向はどこなのか、今企業はどういう状況なのか、経営層は何を考えているのか、など社員全体に向けて発信することが大切です。
そうすることで、社員は安心して働くことができ、自分のやるべきことに集中でき、生産性の向上につながります。
また、コロナウイルスの影響でリモートワークを導入する企業が増え、情報の伝達手段が今までに比べて限られてきています。
そこで最も活躍するのが、web社内報です。
web社内報ツール10選
ourly

ourlyは株式会社ビットエーが提供する、全く新しいweb社内報サービスです。
web知識が一切不要で、誰でも簡単に投稿できるだけでなく、どのweb社内報よりも豊富な分析機能が特徴的です。
豊富な分析機能によって、web社内報としてだけでなく、組織課題や従業員の企業関心度を可視化するツールとして使えることが魅力的となっています。
特に社内報は発行しているものの、
- なんとなく運用している
- 組織状態がどの程度改善したかわからない
- 会社のメッセージが従業員どの程度届いているのか分からない
という方におすすめのツールです。
以下のフォームから、サービス資料をダウンロードいただけます。
また、好評のサポート体制も含めて、無料トライアルも行っております。詳しくは以下のボタンからご確認ください。
ザ社内報

公式HPはこちら
ザ社内報は、導入事例500超のCMS「clipkit」のweb社内報に特化したツールです。
直感的で誰でも簡単に使うことができ、ブログのようにスムーズに作成できます。
比較的安価な値段で導入できるのも、大きなメリットでしょう。
社内報アプリ

公式HPはこちら
社内報アプリは、社内報専門会社であるウィズワークス株式会社が提供するツールです。
社内報のためだけのアプリがある点が、大きな特徴と言えるでしょう。
9種類ものテンプレートやプッシュ通知など、他の社内報ツールにはない機能も魅力的です。
その他のweb社内報ツールに関しては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

社内報運用の教科書-KPI設定ガイド-公開中

弊社が運営する、企業理念の浸透や従業員エンゲージメントを可視化できるweb社内報CMS「ourly(アワリー)」では、今まで多くのインナーコミュニケーションや社内報を検討してきたコンサルタントとしての立場から、社内報の運用ステップをまとめた資料を無料配布しております。
- 社内報の運用したいけど、どこから手をつければ良いかわからない
- 社内報をはじめる際にKPIとすべき指標がわからない
など、社内報担当者が抱える社内報運用に関する疑問を解決します。詳しくはこちらよりダウンロードください。
他社事例を参考に、自社にあったweb社内報を作ろう
この記事では、web社内報の成功事例を中心に、運用ポイントやweb社内報のネタアイデア、そして最後にコロナ禍における情報発信の重要性を解説しました。
各企業のリモートワークの導入が進み、情報発信の重要性が増しています。
その一つのツールとしてweb社内報を挙げましたが、社員に読んでもらえなければ、意味がありません。
ぜひweb社内報の成功事例を参考に、自分たちらしいweb社内報を、社員が読みたくなる社内報を目指しましょう。
この記事が御社のweb社内報の作成の役に立てたなら幸いです。