MENU

組織再編成。その過程のwebサイト改善が組織改革に大きく貢献!?

突如として世界を襲った新型コロナウイルス。企業活動もまた「with コロナ時代」の対応を余儀なくされています。

その中でも一際対応が難しいとされているのが、リモートワーク化による従業員エンゲージメントの低下です。企業規模が大きくなればなるほどその対応は難しくなるとされ、グループ会社が多い企業などはよりその対応に追われています。

この企画は、実際の企業様にインナーコミュニケーションなどに関する施策を取材し、紹介する目的で実施しております。

今回は、8つの事業会社から成る株式会社ツナググループ・ホールディングス広報の川田さんを取材してきました。

コロナ禍での大規模な組織改革・オンライン社内イベントなどを広報という立場から関わった川田さんに、当時の苦悩や課題、今後取り組んでいきたいことなどを話していただきました。

その他の企業事例はこちらからご覧ください。

インタビュイー:川田ゆきえ様
ツナググループ・ホールディングスでは社内報、社内イベント、サイト構築、会社パンフ等々の社内広報と社外広報を併せて担当。現在はツナググループ全体の社外広報を主に担当しIR業務も兼務。

株式会社ツナググループ・ホールディングス:https://tghd.co.jp/

目次

緊急事態宣言と同時に完全テレワーク導入。スムーズな導入の裏の苦労と施策

ーー御社は、昨年緊急事態宣言が出たその日から完全テレワークを導入されたそうですが、なぜスムーズに移行できたのでしょうか。

ツナグ・ソリューションズの話からさせていただきますね。

結論としては、新型コロナウイルスが世の中に知られ始めてすぐに代表を始めとした中核メンバーが対応を適格に行ったからだと考えています。

前提として、ツナグ・ソリューションズは創業時から元々、従業員各々が「働き方」(自身や仲間の働きやすさ等)を追求し、制度や仕組みを創ってきた背景があります。

新型コロナウイルスが蔓延し始めるとすぐに、社長御子柴とその周りのマネージャー層を中心に社員みずからコロナ禍での働き方改革に動きだしました。

ただコロナ禍だからといって在宅勤務化するだけでなく、これを機に働き方の抜本的な見つめ直しを行ったのです。主に

  • mtg設計
  • セキュリティ面

の改革を進めていきました。

コロナ対策がスムーズに進んだもう1つの理由

mtg設計

例えば、mtgであれば、それまではオフラインで行っていたため、まずは社長やマネージャー層のみでオンラインのmtgを組み、どのような設計にするとうまくmtgが回るのか徹底的に試しました。

そして、mtg内で自身が感じた難しさ・その対応策を共有し続けたのです。
例えば相槌の打つタイミングに気を遣う、ジェスチャーは普段よりも少し大き目にやることで伝わりやすくなる、など本当に隅々までです。

セキュリティ面

メールやデータでのやりとりをより確実にするために、個人ノートパソコンの貸与・VPN(Virtual Private Network)の導入・PCで受発信可能なクラウド電話の導入などを行いました。

これらの導入は、社員へのアンケート調査で導入を求める声が多かったため行われた施策でしたのでやはり社員がみずから状況を乗り越えようとする姿勢が改革を推し進めたのだと思います。

思い切った組織再編成。取った手段は社内ポータルの見直し

先ほどまでの話はツナグ・ソリューションズ単体での動きなのですが、ツナググループ・ホールディングス本体では大きな組織改革を行いました。

主に

  • 8社の事業会社のWebサイトを統一(ツナググループブランド統一)
  • ツナググループポータルサイトの再構築

です。

これらの改革を行った主な理由としては、グループ一丸”ワンカンパニー”となってこの苦境を乗り越えたいと考えたからです。

元々、各グループ会社は別々にwebサイト構築を行っており、記載する内容なども会社ごとにまちまちでした。今回のwebサイトの統一により各事業会社がどんな事業度どのような目的でやっているのかを視覚的に簡単にみることできる場所の確立をすることができました。

この工程を通じてグループとして、一体感がさらに増し、苦境を一緒に乗り越えていくという想いがより強まったように感じます。本来社外向けのwebサイトですが、再構築が社員の目線の統一に繋がったのは大きな副産物になったのではないかと感じています。

また、グループ内の事業会社の増加・従業員の増加により、社員へ声が届き辛くなったと感じておりました。社長みずから声をかける機会も減っており、コロナ禍でより一層その危機感を感じていたようです。

そのような中でも、米田がきちんとメッセージを伝える一つの手段として、これまでリアルイベントで開催していた全社総会を、オンラインで開催するというような施策も打ち、グループの一体感を増しました。

会社サイト:https://tghd.co.jp/

まだまだ組織改革の途中であり、これからもさらに良い会社になるための施策を続けていきたいと思います。

編集後記

組織改革のきっかけはどこに転がっているのか分からないということを改めて痛感する時間でした。

大切なのはやはり組織を改革し、良くしたいと想う気持ちの強さなのかもしれません。その想いを持っている組織は小さなチャンスも見逃さず、大きな組織改革を成功させていくのだと思います。

今後も、さまざまな企業の方が見つけた組織改革チャンスを世の中に発信し続け、少しでも多くの企業様の組織改革にお役に立てるよう精進していきます。

ourly Mag. ではインナーコミュニケーションの事例の取材企業を探しています。興味のある方は気軽に問合せフォームからご依頼ください。

お問い合わせフォームはこちら
ourly Mag. メールマガジン

社内広報に関するセミナー情報を限定配信中!

詳しくはこちら


社内広報の活用を見直しませんか?

ourly(アワリー)は、従業員の組織関心度を可視化できるweb社内報CMSです。

社内報、プロフィール、サーベイなどの多機能を活用し、理念や企業文化の浸透を着実に実現します。

ourly ボトムバナー

社内報の運用に役立つお役立ち資料

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次