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「あなたの夢はなんですか?」理念経営15年のワンスターが全社員で臨むビジョングリップとは

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「理念経営」。
私が就活をしているときに、この言葉を言っている企業はいくつかありましたが、正直中身が伴っていないように思える企業がほとんどでした。
しかし、そんな中で理念経営を本気で実践しているんだな、と感じた企業がありました。

その企業の名は株式会社ワンスター。

結局、私は違う企業を選び、今は『ourly mag.』を運営しておりますが、「当時は、理念とかビジョンとかよくわかっていなかったけれど、ワンスターはどんな組織づくりをしているんだろう?」
気になった私は、株式会社ワンスターで人事責任者を務める岡田さんにインタビューをしてきました。

インタビュイー:
岡田直也
1992年3月10日、東京都練馬区出身。新卒で株式会社ファインドスター入社後、当時グループ会社8社目である株式会社ニュースターの立ち上げに従事。その後3年目に現在の株式会社ワンスターに異動し、大手健康食品企業のWebプロモーションを担当。2019年7月に人事本部に異動し、中途採用責任者を経て、2021年1月より組織開発部門の責任者として評価制度、人材育成、インナーブランディング業務を担当。

株式会社ワンスターについて:https://one-star.jp/

目次

離職率約30%。理念経営はそこから始まった

――御社は「理念経営」を実践されていますが、理念を大切にし始めたきっかけはあるのでしょうか?

まだ社員が30人程度の15年ほど前の話になります。
その当時、事業の調子も良く、組織を拡大するフェーズに入ったので、一気に社員を60人にまで増やしたんです。

その結果、60人いたほどいた社員が短期間で40人程度まで減りました。
その理由の多くが「代表やこの組織が何を考え、どこに向かっているのかわからないから」だったそうです。

当時から代表自身に思いはありながらも、その思いや価値観を言語化しなくてもみんなに伝わるだろう、と思っていたそうなんですね。

この経験で理念を言語化し、社員に伝える重要さを学び、弊社は理念経営を始めました。

毎週月曜日に全社員が強化理念に対してアウトプット

――理念が大事とはわかっていながらも、理念を浸透させることが難しいと感じています。御社はどんな取り組みをしているのでしょうか?

本当におっしゃる通りで、理念を掲げることはできても、それを本当の意味で理解してもらったり、浸透させることが難しいですよね。

弊社ではいろいろなアプローチをしています。
例えば、弊社では毎週月曜日に、社内ブログで強化理念(今週、社員全員が意識する行動指針)を週毎に決め組織運営しています。その理念に対して、自分なりの理解や、どう行動するかの宣言などを全社員がコメントをします。

あとは、理念の研修も毎年半年かけて実施しています。

なかでも、弊社が一番力を入れている取り組みはビジョングリップです。

全社員が全力で取り組むビジョングリップの全貌

――ビジョングリップとは何でしょうか・・・?

ワンスターでの仕事に全力を注ぐことで、自らの夢を実現出来る状態をつくるため、半期に一度、上司と部下が1対1で会社ビジョンと個人ビジョンのすり合わせを行うことを「ビジョングリップ」と呼んでいます。

要するに、個人のビジョンと会社のビジョンの重なる部分を見つけていく、ということですね。

ビジョングリップには大きく3つのステップがあります。

1つ目は会社への理解を深めること
ワンスターがなぜ理念経営をしているのか。そもそも理念とは何か。ワンスターの基本的価値観や行動指針・ビジョンは何か。といったものから、本部長以上のメンバーの事業や組織への思いを綴った20ページを超える文書があるのですが、それを社員全員に読んでもらいます。

社員全員にワンスターという組織について、隅々まで知ってもらいます。

2つ目は自分の価値観を知り、ビジョンを見つけること。  
自分の基本的価値観、社会的使命、欲求を知るためにそれぞれ10問ほど、計30個ほどの問いをExcelで用意しています。
例えば、こんな問いです。

  • あなたがあなたらしくいられる環境はどこですか?(基本的価値観)
  • 仕事を通して、誰を、どんなふうに喜ばせたいですか?(社会的使命)
  • 誰にも負けたくないところって何ですか?(欲求)

上記のような計30個ほどの問いに全部真剣に考えて、書き込んでもらい、自分の価値観を整理し、その上で自分のビジョンを考えます。

3つ目は会社と自分のビジョンの重なりを見つけること

  • 自分の基本的価値観、社会的使命、欲求、ビジョンは何なのか。
  • 会社に対してワクワクするところはどこなのか。
  • その上で、短期目標(半期)と長期目標(3年)はどんなものなのか。

といった内容を用意されたスライドに全員記入してもらいます。

上司と部下がそのスライドを用いながら、1on1をし、半年に1回アップデートしていくことを繰り返す。これがビジョングリップの全貌です。


――すごい取り組みですね・・・!
とはいえ、個人ビジョンが見つからなかったりする人もいるのでは?と思うのですが、いかがでしょうか?

その部分はおっしゃる通りですね。
正直、最初のうちは全く書けない人もいます。

ただ、ビジョンが全くないって人はいないと思うんですよね。
それがまだ表面化していないだけの話で、その人の中には少なからず絶対何かしらあると思うんです。

だって、みんな子どもの時って将来の夢を語ってましたよね。
ただ、大人になると、多くの人は恥ずかしがって言わなくなる。そのせいでだんだん見えなくなってきているだけだと思うんです。

もし、見つからなかったり、恥ずかしくて言えなくても、ワンスターでは傾聴したり、サポートする文化が根付いています。
その人のビジョンを一緒に見つけていくスタンスがある。これがワンスターの良いところでもあります。

1,000人になっても理念経営できる組織でありたい

――最後に岡田さんが描くビジョンを教えてください。

ワンスターが1,000人の組織になっても、今と変わらないレベルで理念経営を実践していたいですね。

私は人事責任者なので、採用関係にも携わることが多いのですが、社外の人に理念経営の話をすると、よくこんなことを言われるんです。
「理念経営って今の人数規模だからできるんですよね。」

絶対にそんなことはないと思っています。
今はまだ大きな規模で理念経営に成功している企業が日本にないだけで、1,000人規模まで組織が大きくなっても、ワンスターなら絶対にできると信じています。

「1,000人規模でも理念経営に成功している。それをワンスターで証明する。」
それが私のビジョンです。

編集後記

「ここまでビジョンに向き合っている会社はないのではないか。」
インタビュー中に感じた、私の素直な思いでした。

1on1や全社イベントなどでビジョン浸透に取り組んでいる企業様は今までにいらっしゃいましたが、個人のビジョン作成にここまでの時間を費やしている企業様は聞いたことがありませんでした。

私が就活をしているときから、ワンスターさんは「価値観が同じ人を採用する」とおっしゃっており、とても印象深かったのですが、その徹底ぶりはわたしの予想を遥かに上回っていました。

わたしもいつか、こんな組織を作ってみたい。
そして、ここまで理念経営に全力なワンスターが300人,500人,1000人になったとき、どんな組織になっているのかを早く見てみたい。
心からそう感じたインタビューでした。

岡田さん、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

ourly magazineのライティングとメンバーマネジメント担当。
アメフトを通じてチームプレイの重要さを学び、組織で一致団結してパフォーマンスを出すことに興味がある。
見た目ゴリラっぽいが、甘いスイーツと泣ける映画が好きな中身は乙女っぽい一面も。

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