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社内報の記事ネタに困ったときの考え方

「社内報のネタがないんです・・・」

社内報担当者様と打ち合わせをしていると、よくこのような悩みを耳にします。

ですが、この悩みを抱える担当者の多くは、”ある共通の考え方”をしてしまっていることが悩みの原因であることがわかりました。

この記事では、多くの企業の社内報を担当してきたourlyのノウハウをもとに、ネタ切れの悩みを解消するヒントを紹介しますので参考にしていただければ幸いです。

目次

社内報は記事ネタから考えてはいけない

「今月はどんなネタの記事を出そうかな・・・」

社内報のネタ切れの悩みを抱えている多くの担当者様は、上記のように記事ネタから考えているケースがほとんどです。

確かにアイデアを膨らませるために記事ネタから考えることも重要ですが、まずは記事の目的が何かを考えることが大切です。

記事目的は大きく5つに分けられる

記事目的を考える上で、そもそも社内報運用の目的は何だったのかを振り返りましょう。

ourlyでは、社内報の目的>記事目的>記事ネタの順で考えることを推奨しています。

社内報の目的についての記事も出しておりますので、是非ご覧ください。

社内報の目的はだいたいこの3パターンに分けられる

ourlyでは社内報の目的はだいたい以下の3つだと考えています。

  • 理念・方針の浸透
  • 社員同士の繋がり強化
  • 情報伝達・コンプラ強化

この3つを細かく分けた以下の5つが記事目的にあたると考えています。

  • 理念浸透・文化醸成
  • 事業理解
  • 組織・同僚理解
  • ノウハウ共有
  • 全体周知

次はそれぞれの記事目的に対して、どのようにネタを考えるのかを書きます。

記事目的から記事ネタを考える

例えば記事目的が理念浸透・文化醸成の場合、理念浸透・文化醸成をするためには、どのような記事がいいだろうか?と考えます。

例えば、理念浸透を図るのであれば、自社のミッション・ビジョン・バリュー(以下、MVV)がどのようにできたのか、という記事を作るのはいいかもしれません。

バリュー体現者をインタビューするのもいいでしょう。

このように記事の目的から考えることができれば、記事ネタに困ることは比較的少なくなります。

ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)とは?意味の違いやつくり方・企業事例9選を解説

以下に、記事目的ごとの記事ネタの一例を記載します。

理念浸透・文化醸成の場合

記事目的が理念浸透・文化醸成の場合、以下のような記事ネタが考えられます。

  • トップメッセージ
  • MVVについて
  • バリュー体現者インタビュー
  • 創業ストーリー
  • バリュー体現エピソード
  • CIツール紹介・意図共有

事業理解の場合

記事目的が事業理解の場合、以下のような記事ネタが考えられます。

  • 中期経営計画の説明
  • 外部環境・業界構造・自社の強み弱みの説明
  • 事業方針の説明
    • 既存事業の説明
    • 新規事業の説明
  • 事業結果の共有
    • 業績/KPI/受注状況の共有
    • プロジェクト結果/状況共有

組織・同僚理解の場合

記事目的が組織・同僚理解の場合、以下のような記事ネタが考えられます。

  • グループ/チーム紹介
  • プロジェクト紹介
  • 社員インタビュー
  • グループ会/チーム会
  • 入社式

ノウハウ共有の場合

記事目的がノウハウ共有の場合、以下のような記事ネタが考えられます。

  • 業務ノウハウ共有
  • 成果事例共有
  • 失敗共有
  • 部署間のコラボレーション事例
  • 推薦図書紹介
  • 社内外の勉強会、研修の内容共有

全体周知の場合

記事目的が全体周知の場合、以下のような記事ネタが考えられます。

  • 人事制度の周知
  • 福利厚生制度の説明
  • 福利厚生制度の活用事例紹介
  • CSR・ESG・SDGsに関する活動報告
  • コロナ対応について
  • 経費申請・健康診断などの事務連絡

社内報作成は必ず目的から考えよう

今回は、社内報の記事ネタに困ったときの考え方について書きました。

記事ネタから考えた場合、アイデアが出なかった場合ネタに悩みますし、せっかく書いたものの、この記事で何を伝えたいんだっけ・・・?となりがちです。

そうならないためにも、

社内報の目的>記事目的>記事ネタから考えるようにしましょう。

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この記事を書いた人

Nozomu Iinoのアバター Nozomu Iino ourly株式会社 執行役員CMO

ourly magazine編集長。
業界No.1のAI特化型メディア『Ledge.ai』元編集長。
大手メーカーでユーザビリティエンジニアに従事したのち、株式会社ビットエーに入社しAI関連の新規事業の立ち上げを行う。
新規事業のチームを株式会社レッジとして子会社化し、執行役員に就任。新規商材の開発や事業のグロースに携わる。
現在はエグゼホールディングスにて新規事業開発の業務に従事。

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