社内報のテンプレート5選とデザイン・レイアウトをおしゃれにするおすすめのポイント・ツールを紹介 – ourly Mag.
おしゃれに仕上げるための社内報テンプレートのポイントとツールを紹介します。魅力的で読みやすい社内報を実現し、社員のコミュニケーションを活性化させましょう。
Web社内報完全ガイドブック
ノウハウや事例を一冊にまとめた、
完全ガイドブックです。
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社内報のテンプレートとは
社内報テンプレートは、企業内の情報を効果的に伝えるために設計されています。一般的な構成要素には、表紙、目次、特集記事、社員紹介、業務報告、お知らせ、アンケート結果、次号予告などがあります。
社内報テンプレートの選び方
テンプレート選びのポイントは大きく5つあります。読みやすさ、ターゲットに合ったデザイン、ブランドイメージとの整合性、カスタマイズ性、コンテンツとの整合性です。これらを考慮することで、効果的な情報発信が可能になります。
社内報デザインテンプレート5選
Canva
Canvaは、簡単に美しい社内報を作成できるオンラインデザインツールです。
多彩なテンプレートと直感的な操作性が特徴的です。デザイン経験がない方でもプロフェッショナルな仕上がりを実現できます。豊富な素材とフォントを活用して、自社らしさを表現した社内報を作成可能です。テンプレートの一部は無料で使用できるため、気軽にデザインを作成することができます。
bookuma
bookumaは、シンプルな操作で高品質な社内報を作成できるテンプレートサービスです。
豊富なテンプレートが用意されており、企業のブランディングに合わせたデザインが簡単に実現できます。編集画面も分かりやすく、誰でも手軽に社内報を作成することができます。
PIXTA
PIXTAは、写真素材の豊富さで知られるテンプレートサービスです。
高品質な写真やイラストを利用して、視覚的に魅力的な社内報を作成できます。使いやすい編集ツールも備えており、デザインのクオリティを高めながら効率的に社内報を作成することが可能です。
パワポン
パワポンは、PowerPointを活用して簡単に社内報を作成できるテンプレートサービスです。
多彩なテンプレートが用意されており、プレゼンテーション感覚で直感的に編集できます。既存のPowerPointスライドを活用できるため、時間と労力を節約しながらプロフェッショナルな社内報を作成できます。社内報をPDFで発行している場合は、サイズ感の似たパワポンがおすすめです。
Photoback
Photobackは、写真を中心とした美しい社内報を作成できるサービスです。
簡単な操作で高品質なレイアウトを実現でき、特にビジュアルにこだわりたい方に最適です。写真の配置や編集が容易で、プロフェッショナルな仕上がりの社内報を手軽に作成することができます。
社内報作成において意識すべきレイアウトのポイント
視線の動きを意識する
読者の視線の動きを考慮したレイアウトは、情報を効果的に伝えるための基本です。視線誘導のパターンには、F型、Z型、グーテンベルク・ダイアグラムがあります。F型はテキストが多い場合に適しており、重要な情報をページの上部に配置します。一方、Z型は全体像を把握したいときに有効で、最も目立たせたい情報を左上に配置します。グーテンベルク・ダイアグラムは、左上から右下へ視線が流れる特性を利用します。
余白を活用する
余白は情報の整理と視覚的なバランスを保つために不可欠です。適切な余白を設けることで、情報が詰まりすぎず、読みやすくなります。特に、タイトルや重要な見出しの周囲には広めの余白を設けることで、それらが際立ち、読者の注意を引くことができます。また、行間や字間も余白の一部として考慮し、読みやすさを向上させます。
情報の構造化と視覚的要素の活用
情報の構造化には、見出しやリード文を効果的に使用します。見出しは記事の内容を簡潔に示し、リード文は記事の要約として機能します。視覚的要素としては、写真やグラフが重要です。これらは文章だけでは伝えきれない情報を補完し、読者の注意を引く役割を果たします。特に写真は、社員の活動やイベントの雰囲気を伝えるために効果的です。
社内報作成におけるデザインのポイント
小説などの読み物とは異なり、社内報は、読者の興味や好みによらず、全員に読んでもらいたいものです。そのため、文字の羅列のみでは読み切らない人も出てくることでしょう。読みやすさや手軽さを表現し、誰もが読みたくなる社内報にするためにも、デザインにおける工夫が欠かせません。
全従業員が読みやすい文字の大きさ・色を選ぶ
全ての従業員が読みやすい大きさ・色を使用することを徹底しましょう。せっかく発信しても、「読みにくい」「見えない」と思われてしまっては従業員に内容が伝わりません。小さすぎる文字や薄すぎる発色の文字は控えましょう。
人によって見えにくい大きさ・色は異なるため、社内報アンケートなどを使用して文字の大きさや色についての意見を収集することもおすすめです。
伝えたい内容の優先度を決める
全ての文章を読んでもらえる状態が理想ではありますが、確実に全員が全てを読んでいるとは言い切れません。1番伝えたいのはどこか?2番目に重要なのはどこか?といった情報の優先度を事前に決めましょう。
読者の視線の動きに合わせてデザインする
何の情報を、どんな順番で読んでほしいのかを明確にしたら、読者の視線の動きに合わせて重要な情報を配置しましょう。
一般的に、横書きの文章を見たときの人の視線は左上から右下に流れます。この視線の動きに合わせて重要な情報を順番に配置することで、自然に読み進められるデザインを作成できます。また、視線を誘導するために矢印やラインを入れることも効果的です。
余白・行間に余裕を持つ
読みやすいデザインを作るためには、余白や行間に余裕を持たせることも重要です。詰め込み過ぎたデザインは読みにくく、必要な情報が埋もれてしまう可能性があります。適度な余白と行間を確保することで、見やすく、読みやすいレイアウトを作成し、読者にストレスを与えないデザインを心がけましょう。
特に、ページの端と文章の始まりの間や、図形の線と図の中の文字の間などには適切な余白を入れましょう。余白を入れないと、文字が敷き詰められている状態の社内報を見ることになり、すぐに読むのをやめてしまうおそれがあります。
写真・イラストを使う
文字ばかりの社内報では、読み進めるモチベーションが低下してしまい、社員が途中で読むのを切り上げてしまうかもしれません。
写真やイラストを活用することで、社内報の視覚的な魅力を高めることができます。視覚的な情報は、文章だけでは伝わりにくい情報を補完し、読者の興味を引きやすく、記憶に残りやすいです。特に、社員の写真や社内イベントのスナップショットは、親しみやすさと共感を生むため効果的です。
情報のまとまりをわかりやすく表現する
最後に、情報のまとまりをわかりやすく表現することが重要です。関連する情報をグループ化し、セクションごとに区切ることで、読者が必要な情報をすばやく見つけられるようにします。関連する情報どうしを近づけて、セクションの異なる情報は離すことにより、情報のまとまりが直感的にわかるようになります。
また、見出しや小見出しを効果的に使い、情報の階層構造を明確にすることも、わかりやすいデザインを作る重要な要素です。
社内報のおすすめデザイン事例
この章では、理念共有や社員紹介など、目的別にデザインのポイントを紹介します。こちらで紹介するのは、ourly Mag.運営元の親会社である、株式会社ビットエーで実際に発信している紙社内報・web社内報の一部です。
理念・ビジョン共有
企業の理念やビジョンは、経営陣の真摯な思いを伝えるためにかっちりとしたテイストでありながら、全社員に一読してもらえるような読みやすさを確保することが重要です。
下記の例では、ポイントとなる見出しの色とサイズを変えて情報のまとまりを表現しています。また、どうしても長くなってしまう文章を意味のまとまりごとに近づけることで、ひとつひとつの意味段落を理解しやすくさせています。
また、企業理念やMVVの発信は、経営陣から社員へ直接思いを伝えられる機会でもあります。経営陣の写真を使用することで、思いを写真でも表現することができます。
社内イベント
社内イベントを報告する場合は、参加できなかった社員が「次は参加したい」と思うような楽しそうで臨場感のある写真を多く掲載するのがおすすめです。
文字だけで「楽しい」「有意義な時間」と表現するよりも、参加者の笑顔や躍動感のある写真を掲載する方がイベントの良さが直感的に伝わります。社内報のデザインでは、写真を多く載せたうえで、文章による内容の補足をすると読みやすく楽し気な記事になるでしょう。
事業報告
社内報で事業報告をするときは、実際の成績や計画値との差などを視覚的に理解しやすい画像や表などを用いて記載しましょう。
以下の例では、「売上」「事業部利益」「営業利益」の実績・目標とのギャップを図をまとめています。目標を超えられた場合は青色、目標を下回った場合には赤色を用いて直感的に現状を理解できるような工夫をしています。
社員紹介
社員紹介では、顔写真を入れるなど、社員の顔と名前がわかるようなデザインが適しています。また、社員への質問と回答は、読者がそれぞれの回答を比較しやすいように、通し番号を振るのも効果的です。
話題にしたくなるような親しみやすい・明るいデザインにすることで、社内コミュニケーションの活性化や人間関係構築のきっかけづくりに役立つでしょう。
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