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従業員数が多くなると、コメントやいいねなどは少なくなる?

社内報を軸にコミュニケーションを活性化していきたいけど、なかなかコメントなどがつきにくい・・・。

そういった課題を聞くことも増えてきました。

「従業員が増えるとコミュニケーションが減っている気がする」という意見も同じように聞きます。

具体的に企業の平均値として、どのくらいのコメントやリアクションがつくものなのか。もちろん会社の業態などによっても変わると思うのですが、我々の方で保有しているデータを使って、解き明かしていきたいと思います。

目次

ourlyでとれるリアクション率とは

その前にデータの説明をさせていただければと思います。

ourlyでは

  • 記事の閲覧率(従業員の中でどのくらいの方が記事を閲覧したか)
  • 記事の読了率(閲覧した従業員の中で、どのくらいの人が最後まで記事を読んだか)
  • 記事のリアクション率(閲覧した従業員の中で、どのくらいの人がコメントやいいねなどのリアクションをしたか)

のデータが取得できるようになっています。

今回はこの中で、リアクション率にフォーカスを合わせて、ご紹介したいと思います。

やはり、従業員が増えるとリアクション率は下がっていく

結果からすれば、従業員が増えるとリアクション率は下がっていきます。下記が従業員別に比べたデータです。

※1: 1000人以上の企業は、企業によって多くデータが異なるので、今回は除外しています
※2: 全てのデータではなく、一部をサンプリングして使用しています

従業員人数が増えれば増えるほど、リアクション率は下がっていく傾向が顕著に見て取れます。

このグラフからわかることは、平均的リアクション率が50%にいくような企業は非常にコミュニケーションが高い水準にあるということです。

では、規模別の平均リアクション率はどうなっているでしょうか。これからデータが増えれば変わる可能性はありますが、下記のような結果となりました。

100人までの企業で3割。300人になると10-20%の間というのが平均的なようです。

これは、閲覧した従業員の5-10人に1人がリアクションをしているという状態です。Twitterやfacebookの投稿につくリアクション数と比べて、多いと思うでしょうか。少ないと思うでしょうか。

重要なのはなぜ、組織サイズが大きくなるとリアクション率が下がるのか

データからは従業員が増えると、リアクション率が下がるということがわかりました。

ただこの数値の改善のために重要なのは、なぜ組織サイズが大きくなるとリアクションが減っていくのかという原理を知ることだと考えています。

あくまで類推でしかないですが、

  • 知らない人が増えるとコミュニケーションがとりにくくなる
  • 自分1人の仕事の範囲が決まりがちで、組織が縦割りになってくる
  • 会社の活動を自分ごと化できなくなってくる

といった要因はあるのかなと思っています。これらの大元を改善することで、結果リアクションなどの数値もあがっていくはずです。参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

ourly株式会社組織開発チーム所属。前職はourlyの親会社ビットエーでSEとしてデータエンジニアリングに従事。エンジニアチームのマネジメントや社内イベント企画運営の経験から組織開発に興味を持ちourlyへ。
副業としてコーチングやインタビューライティングを行う。
趣味はスノーボードとスキューバダイビング。

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