記事の投稿頻度はあまり気にしなくてもよい?
「web社内報ではどれくらいの頻度で投稿すればいいですか?」
「一番読んでもらえる投稿頻度はどのくらいでしょうか?」
多くの社内報担当者様と打ち合わせをさせていただく中で、上記のような悩みをもたれている方が非常に多いです。
特に紙社内報からweb社内報へのリプレイスを検討されている方に多いように思います。
それは、紙社内報とweb社内報では投稿頻度が大きく異なるからです。
そこで今回は、投稿頻度と閲覧率には関係があるのか?
実際にourlyが保有しているデータを元に解説していきます。
前提:ourlyでとれるデータとは
その前にデータの説明をさせていただければと思います。
ourlyでは
- 記事の閲覧率(従業員の中でどのくらいの方が記事を閲覧したか)
- 記事の読了率(閲覧した従業員の中で、どのくらいの人が最後まで記事を読んだか)
- 記事のリアクション率(閲覧した従業員の中で、どのくらいの人がコメントやいいねなどのリアクションをしたか)
のデータが取得できるようになっています。
今回はこの中で、閲覧率・読了率についてご紹介したいと思います
1日あたりの投稿記事本数と閲覧率には関係性はない
以下のグラフは1日あたりの投稿記事本数と閲覧率・読了率の関係を表したグラフです。
※ourlyの導入企業様で1日あたりに複数本投稿している企業はまだ少なく、特定企業の傾向に引っ張られている可能性もあります。
まず閲覧率についてですが、1日の投稿記事本数が増えたとしても閲覧率に傾向は見られませんでした。1日に1本投稿しても、4本投稿しても記事へのクリックはされるということです。
一方で、1日の投稿記事本数が増えたとき、読了率は右肩下がりに下がっていく傾向が見れれます。
つまり、1日あたりの記事投稿本数が多くなると、記事に目は通されるものの流し読みが多くなる、ということが分かります。
最後まで読んで欲しいような大事な記事を投稿する日は、1本だけ投稿するのがいいでしょう。
前記事の投稿から10日空いても閲覧率は変わらない
以下のグラフは、前記事を投稿してから次の記事を投稿するまでの日数と閲覧率の関係を表したグラフです。
結論から申しますと、投稿日間隔と閲覧率の間に大きな関係性は見られませんでした。
前記事を投稿してから1ヶ月空いたデータはサンプル数が少なく、まだ検証できていませんが、前記事を投稿してから10日ほど空いたとしても閲覧率は大きく変わりません。
1週間~2週間に1本の記事投稿でも、十分に閲覧されるということです。
投稿頻度はあまり気にしなくてもよい
これらのデータから
- 1日にする記事が多くても、閲覧率は変わらない
(ただし、読了率は低くなる=流し読みされる) - 投稿記事頻度は毎日でも、週に1本でも、10日に1本でも、閲覧率は変わらない
ということが分かりました。
あまり投稿頻度については気にせずに、必要なときに必要な情報を職場のみなさまに届けてあげましょう。
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