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社内報の企画書を作るには?書き方・作成の流れを解説

社内報の企画書は、社内で企画を立案するタイミングや、記事執筆を他者に依頼する際に必要な情報をまとめた書類を意味します。本記事では、社内報の企画書において重要なポイントを解説します。

目次

企画書の持つ役割と重要性

社内報の記事を執筆するときや、他部署の社員に執筆をお願いするときは、企画書を用意しておくと目的に沿った記事を作成することができます。ここでは企画書が持つ役割や重要性について解説します。

企画の背景・意図を理解できる

企画書があることで、社員は社内報の記事執筆が単なる「追加業務」ではなく、「コミュニケーション活性化」「組織の一体感づくり」など、明確な目的や意図があることを理解することができます。

目的や意図がしっかりと伝えられないと、社内報執筆の優先順位が落ちてしまいます。しっかり目的や意図を伝えて、依頼することが重要です。

記事を書く際の方向性が明確になる

記事テーマや内容、文字数、読後感などが具体的に記載されていることで、執筆する人は何をどう書けばよいか迷うことが減り、執筆がスムーズに進められます。

例えば、新入社員に対して5年後、10年後のキャリアイメージを伝えたい場合は、先輩社員の経歴や仕事における価値観や考え方といった内容を詳しく書いた方が好ましいと考えられます。

全体スケジュールを把握できる

締切や掲載時期を具体的に記載してあることによって、他業務との調整がしやすく、スケジュール管理がしやすくなります。実際に雛形も準備しておりますので、こちらも参考にしてみてください。

企画書のテンプレート公開

ここまで解説した内容を踏まえて、社内報の企画書のテンプレートをご紹介します。社内の人に記事の執筆を依頼するときにもご活用いただき、目的に沿った記事を作成できるようにしましょう。

【企画背景】
当社では、組織のコミュニケーション活性化と組織の一体感醸成を目的として、社内報を発行しています。より社員のリアルな声を届けるために、各部署の皆さまにも執筆協力をお願いしております。

【企画目的】
・部署間の相互理解を深めること
・各現場の取り組みや魅力を社内全体に発信すること

【企画内容】
・テーマ:部署の業務紹介
・原稿量:1000~2000文字程度+写真1〜3点程度
・掲載イメージ:参考(別紙に過去掲載記事添付)

【期待する効果(読後感)】
・他部署とのコミュニケーションが深まり、自部署の理解も促進されます。
・社内報への関心や読者層が広がり、部署間連携やエンゲージメント向上につながります。

【依頼先】
・営業部、マーケティング部、開発部(など具体的な部署名)
・各部署から1〜2名程度の執筆担当者をご推薦いただきたい

【スケジュール(案)】
項目 予定日 レポートライン
執筆依頼 〇月〇日 編集部→各部署
下書き締切 〇月〇日 各部署→編集部
修正確認 〇月〇日 編集部→各部署(修正はこちらで対応いたします)
原稿完成 〇月〇日 編集部
掲載日 〇月〇日 社内報発行日

【運営・サポート体制】
・編集部担当者:〇〇(連絡先)
・原稿作成にあたり、必要に応じて編集部での取材・インタビュー対応も可能です。
・掲載までの原稿校正、レイアウト確認は編集部が責任を持って行います。

以上、ご協力をお願いいたします。

企画書作成時の注意点

企画書を作成するときは、次の4点を意識しておきましょう。

依頼目的を明確に伝える
執筆をお願いする理由を明確に示し、自分の仕事が組織や他部署にとって価値のあるものだと感じてもらうことで、参加意欲が向上します。

依頼内容を具体的に示す
漠然としたテーマではなく、具体的に何をメインに書くのか、文章量の目安を記載し、執筆における迷いや負担を軽減します。

サポート体制を整え
記事を書くことを経験している方は少ないので、相談できる連絡先を記載しておきましょう。また事前にテンプレートを配布しておくことも効果的です。

現実的なスケジュールを設定する
本業の負担にならないよう、十分な期間を設けておきましょう。

社内報の企画案7選

ここからは、社内報に適した企画案をおおまかに7つ紹介します。企画のネタ探しをされている方は、ネタを131選まとめて紹介している以下の記事もぜひご覧ください。

社員紹介

社員の仕事内容やこれまでの経験、価値観などを紹介する記事です。

一緒に働く仲間について知ることで、業務が進めやすくなったり、業務上関わりのない人とコミュニケーションを取るきっかけになったりといった効果があります。

社員数が多い場合は、新入社員紹介や中途社員紹介、社内で表彰された社員の紹介など、テーマを絞って実施するのがおすすめです。特定の社員のみに不自然に焦点を当てて、社内の一部しか盛り上がらない、という状況にならないよう、誰を何のために紹介するか整理するよう注意しましょう。

部署紹介

部署ごとに、日々の業務内容や働き方、仕事をしていて考えること、やりがいなどについて紹介する記事です。

他部署への理解が促進されて、部署同士の対立が緩和されたり、さらには部署を超えた協力が生まれたりします。
また、会社の各部署の仕事内容について社内でのキャリアプランを考えるきっかけとしても機能します。社員が自社内でキャリアプランを考えられることは、離職を抑止する要因のひとつになります。

社長・経営陣インタビュー

社長や経営陣に、描いているビジョンや価値観などについてインタビューする記事です。

社員と経営層はどうしても直接的なコミュニケーションが不足しがちです。社内報で経営層が考えていることや会社の未来についてを発信することで、社員から経営層への信頼が向上します。

また、カジュアルな質問を用意することで、経営層の親しみやすい一面を社員に見せることができます。実際に、社長インタビューで趣味などを深掘りした内容を発信した記事に、社員からポジティブなコメントが集まった事例もあります。

イベントレポート

社内で実施したイベントの報告を、写真や社員の感想とともに行なう記事です。

イベントレポートを発行することは、イベント当日に参加できなかった社員にも情報を共有でき、次のイベントへの参加意欲を高める効果があります。イベントに参加した社員も、記事を改めて読み、イベント運営の意図や他の社員の感想を知ることで、イベントへの満足度を高めることができます。

特に、社内コミュニケーション施策として開催したイベントは、社員の参加と満足度が非常に重要です。社内報の発信と組み合わせることで施策の成果をより強固なものにできます。

業務以外の話題

業務以外のプライベートな趣味や部活動、最近気づいたことなどを共有する記事です。

業務に関係しない記事は読みやすく、社内報を読む入口として最適です。また、社員の人柄や意外な一面が見えることで、親近感が高まり、共通の話題をきっかけに部署や世代を超えた雑談や交流も生まれます。結果的に、仕事のやりやすさにも繋がります。

成功・失敗共有

成果を上げた社員の成功事例の共有や、経営層や社内で評価されている社員の失敗談を共有する記事です。

成功事例を社内で共有することで、社員ひとりひとりが目指すべき行動・姿勢を周知することができます。
また、役職のある社員・評価されている社員の失敗談を紹介することで、「失敗することを恐れすぎずに、挑戦する文化」を醸成することができます。

成功・失敗事例ともに、一部の社員に焦点を当てすぎたり、成功の陰で苦労していた部署や社員をないがしろにしないよう注意が必要です。

取材のこぼれ話・編集後記

社内報担当者自らが、社内報制作やインタビューの感想や裏話などを紹介する記事です。本編のテーマでは取り上げられなかった内容をピックアップして発信することで、社員がより社内報に興味を持つことが期待できます。さらに、関連する記事を一緒に紹介することで、改めて過去の記事を読む機会を提供することも可能です。

社内報担当者の感想も交えて記事にすることで、社員が「こんな思いで社内報を運用しているんだ」と社内報に対する愛着を深めることができます。口外してはいけない情報や愚痴のような内容にならないよう注意しながら、担当者の自己開示をするのもよいでしょう。

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